VRと空間データ活用のヒントが見つかる

【AI×VR】3Dデータ作成によるメリットとは!?

3Dデータ

こちらの記事ではAIの活用によって、パノラマ写真の傾きや画質の改善、物件の撮影位置やぼかしをかけるべき対象の識別、360度写真からの3Dデータの作成などが可能になることを説明しました。

360度写真からの3Dデータ作成は、360度画像から、床や壁、天井などを判定して3次元の空間データを作成し、例えば天井高など、既知のサイズ情報を一部でも加えることで、空間全体の採寸を行うものです。
これは、いわばパノラマ写真を撮影することで空間のスキャンデータを取得するようなものです。
360度写真からの3Dデータ作成によってどのようなメリットがもたらされるのか、少し先の未来について、この記事ではもう少し掘り下げて3つのポイントに沿って説明していきたいと思います。


※スペースリーの不動産物件のVRサンプル。画面の「Switch」のボタンを押すと、ホームステージング後の写真が表示されます。VRを使うとこういったことも可能です。具体的な不動産のVR活用事例はこちらの資料をご参照ください。
 

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(1) 部屋の採寸が不要に

採寸

360度写真から床や壁の面積がわかるため、リフォームなどの工事の見積もり算出ができ、出張コストなどを削減できるようになります。
また、入居者の立場では、手持ちの家具やカーテン、家電製品が引越し先で置けるかを調べることができます。

 

(2) 間取り図の作成

間取り図

物件の各部屋をもれなく撮影することで、物件のサイズ入りの空間データを取得し、間取り図の作成が可能になります。
また、間取り図が自動で作成され、間取り図上の撮影ポイントと向きの情報も同時に追加されることで、VRコンテンツの作成も精度高く、自動化できるでしょう。

 

(3) 3D空間に3Dの物体を置くシミュレーション

3次元データ

家具の3Dモデルデータがあれば(1),(2)を踏まえてCGの家具を部屋に配置するシミュレーションが簡単にできるようになるため、引越し先の家具のコーディネートをわかりやすくイメージしながら検討できます。

 

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まとめ

空間の3Dデータ作成は、赤外線センサーを用いるなど別の方法で行うこともできますが、一般の誰でも行えるオペレーションにするのは難しいでしょう。
現時点でパノラマ写真から上記を実現するのは精度の観点も含めて研究開発要素も多く残っていますが、少し先の未来には実用化の可能性が十分にあります。
その時には、360度画像データの価値は大きく上がり、パノラマ画像データの蓄積をしている会社は競争力を持つことになるでしょう。

 

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最後までお読みいただいてありがとうございます。
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(この記事は全国賃貸住宅新聞4月22日号掲載「そろそろVRはじめませんか」第23回の内容をベースにしています。)

不動産業界のVR活用方法については以下の記事をご覧ください。
VR不動産7選!不動産分野におけるVR活用法を事例とともにご紹介!

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