VRと空間データ活用のヒントが見つかる

VRを利用したサービスを提供する百貨店紹介!VRを百貨店に導入するメリット

現在、さまざまなサービスに導入されているVR(仮想現実)。

TVゲームやアーティストのライブ、地図アプリや不動産の内見など種類は日を追うごとに幅広くなり、近年はショッピングもVRで楽しむことができます。

そんななか、『バーチャルマーケット』や『Vket Store』などのサービスに百貨店などの大手企業が参加しているのをご存知でしょうか。

店舗に足を運ばなくても、好きな場所でショッピングができるVRコマースの需要が高まり、イベントに参加するだけでなく独自に開発している企業も増加しています。

こちらの記事では、VRを百貨店に導入することでどういった効果があるのか、そのメリットや成功事例などをご紹介します。

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VRを百貨店に導入するメリット

VRの導入には、アプリやサービスの開発にあたってさまざまなコストがかかりますが、店舗販売だけでは実現できないメリットが存在します。

日本全国、海外からの集客ができる

店舗のみの限定商品を購入したいと考えていても、遠方に住んでいたりスケジュールの都合がつかなかったりなど、欲しくても購入できない顧客もいます。

VRを利用すれば自宅からでもショッピングが可能なので、限定商品でも日本全国の顧客に販売することができ、売り上げの向上につながります。

また、日本のみならず海外からもアクセスが可能なので、商品や店舗の更なる認知度を高め、顧客の幅をひろげることが可能に。

新型コロナの流行で、遠方への移動を自粛したりインバウンド消費が落ち込んでしまった昨今。

VRを百貨店に導入することで、売り上げを向上させるというメリットもありますが、感染拡大が落ち着いた時にVRを

利用して獲得した顧客が実際に店舗に足を運ぶきっかけにも繋がります。

遠方からの集客は、直接的なメリットだけではなく、将来を見据えた売り上げの向上もメリットの1つとしてあげられます。

店舗の在庫を持たなくて良い

店舗では可能な限りの商品を揃え、少しでも多くの顧客の目にとまるよう考えて、ディスプレイする必要があります。

ですが、抱える在庫数には限界があり、店舗によって用意できる商品の種類も変わってきます。

また、在庫に多く保有しておくことで売れずに残った商品の機能性やデザインなどが古くなってしまい、陳腐化してしまうことも。

VRを利用すれば、大量に在庫を抱えなくても商品提案ができ、欠品による機会損失も防ぐことができます。

更に、展示用の商品を用意せずに済むので、展示品として値下げしなくて良いのも利点の1つです。

実際に使うシーンが想像しやすくなるので購買意欲を高められる

家具などの大きい商品は実際に店舗に足を運んで、購入を検討するという人が大多数。

部屋に置いた際の色合いやサイズ感などを想像するのが難しく、購入に繋がりにくいケースだけでなく、実際に店舗に訪れる時間を取りにくいという人も多いです。

そこでVRを利用して顧客の自宅の間取りを再現すれば、商品を置いて実際の使用シーンを想像することができるので、安心して商品を購入することができます。

自宅に置いた際のシミュレーションをしておくことで、購入前と購入後のギャップも生じにくくなり、返品率を下げることができるのもメリットの1つ。

また、気になる商品を複数試してみることで納得のいく商品選びができ、より顧客の満足度を高めることが可能です。

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VRを利用したサービスを提供している百貨店事例

では、実際にVRサービスを導入している百貨店を3つご紹介します。

三越伊勢丹

『REV WORLDS(レヴ ワールズ)』というスマホ向けアプリを開発し、自宅からでもVRでのショッピングが可能に。

ショッピング以外にも、好きなようにアバターを制作し、買い物ができるので実際に訪れて、自分が買い物をしてい

るような体験ができます。

また、VR空間上に作った『仮想新宿』をアバターで歩き回ることもでき、フォトスポットなども充実しており、シ

ョッピング以外にも楽しむ方法も。

シーズン毎のイベントや期間限定ショップなども出店しており、さまざまなコンテンツを発信しています。

大丸松坂屋百貨店

通算3回バーチャルマーケットに出店し、2021年度はアプリがなくてもアクセスできるブラウザ会場をオープン。

2700点以上の商品が並び、店舗でのショッピングと同じように商品と偶然の出会いができるように注力されています。

また、VR上での会食を楽しめるような食品3Dモデルや、温泉に入ると雪が降ってくるバーチャル温泉なども。

ユーザー同士のコミュニケーションが盛り上がるコンテンツを開発しています。

eBay

eBayはオーストラリアの企業マイヤー社と提携し、世界で初めてVR百貨店を開設しました。

専用のヘッドセット『ショップティカル』をつけて、視線で商品の詳細情報の確認や商品をカートに移すこともで

き、店舗と同じようにショッピングを楽しむことができます。

詳しい事例紹介はこちらの記事でしています↓

VRショッピング・バーチャルショッピング事例10選! 知っていますか?未来の買い物のカタチ

まとめ

顧客の幅を広げ、費用を抑えて利益を上げることも可能なVR。

開発、リリースまでにコストはかかりますが、導入することによって得られるメリットはとても大きいものがあります。

これから活用されるシーンが広がっていくVR、ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。

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