ウェブブラウザで閲覧可能なVRコンテンツは、自社HPに埋め込むコンテンツとして活用できるため、導入にあたってはウェブ集客についても合わせて検討することが必要です。
不動産賃貸のウェブ集客は大きく分けて、ポータル経由と自社HPがありますが、現状はポータル経由の反響獲得がメインだという事業者が多いかと思います。
しかし、中長期的に自社HPを強化すべき理由は多くあります。
この記事では、VRを使用して自社HPを強化するメリットを3つのポイントから解説します。
ポータルサイトでは複数の不動産会社が同じ物件を紹介するため、激しい競争が行われます。
掲載順位を上げるために支払うオプション費用を悩ましく感じている事業者は多いのではないでしょうか。
特に管理メインの会社の場合は、仲介メインの事業者が大量に物件を掲載している中で、ポータル内で目立つことは難しくなります。
中長期的にウェブ集客の費用を考えたときに、ポータルサイトに依存せず、自社HP集客を増やすことは有効な戦略となります。
ポータルサイトでは消費者が複数物件をまとめて問い合わせをすることも多いため、反響の歩留まりが相対的に悪くなります。
一方で、自社HP経由の場合は、特定の物件を狙って問い合わせをしてきているケースもあるため、歩留まりがよくなる傾向があります。
特に、「管理物件は仲介手数料無料」などのメリットを表記している場合は反響の来店率や成約率は高くなると思われるため、管理物件の多い事業者は特に自社HP強化に取り組むべきと言えます。
顧客がスマホでしっかりと情報収集するようになったことで、消費者が賃貸物件を探すために訪問する店舗数は減少傾向にあります。
リクルート住まいカンパニーの2017年の調査では単身者だけで見ると、1.3社となっています。
ポータルで目当ての物件を見つけた後、不動産会社の自社HPをチェックしたときに、古そう、情報が少ない、スマホ表示に対応できていなくて見づらい、などの理由で離脱され、貴重な来店に繋がらないリスクは避ける必要があります。
一方で自社HPはオプション費用などの制約なく、VRコンテンツの埋め込みなど、内容を充実させ、差別化を図ることができます。
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自社HPは集客できるサイトを作ることができれば資産になるため、純粋な広告費用というよりは投資の側面もあります。
集客経路としてポータルのメリットはありますが、中長期的に自社HPの強化を合わせて考えることが重要です。
最後までお読みいただいてありがとうございます。
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(この記事は全国賃貸住宅新聞7月22日号掲載「そろそろVRはじめませんか」第26回の内容をベースにしています。)
不動産業界のVR活用方法については以下の記事をご覧ください。
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