コンピューターで作られた三次元空間を擬似体験できるVR(バーチャルリアリティ)。2021年現在、PCやスマホでも解像度の高い4K画質のVRを楽しめるようになりました。
VRを楽しむために必須なのがVRゴーグル・VRヘッドセット。最近ではダイソーで安く購入できるものから段ボールで自作できるキットなど、iphoneやスマホを装備するだけで手軽に楽しめるものもあります。
本記事では、VRゴーグル・VRヘッドセットの種類や使い方、おすすめの選び方、おすすめ製品を解説します。ぜひ参考にして、自分に適したVRゴーグルVRヘッドセットを見つけてください。
※本記事に掲載しているVRゴーグル・VRヘッドセットは、必ずしもスペースリーで作成したコンテンツ閲覧の動作保証をしているものではありません。
スペースリーコンテンツを閲覧可能なVRゴーグル・VRヘッドセットを購入希望の方は、「インターネットに接続可能であること」「webVRに対応していること」を購入時にご確認ください。
多くの種類や機能が備わったVRゴーグル・VRセッドセット。初心者には選び方や使い方が難しいですよね。ここではVRゴーグル・VRヘッドセットの種類や使い方について紹介します。
画像引用:Amazon
VRゴーグル・VRヘッドセットとPCやゲーム機などをケーブルで接続して使うことができる据え置き型。魅力は何といっても高画質なVRの世界を味わえることです。本格的な没入感を体験したい人は、据え置き型がおすすめです。
ただし、高画質な映像を楽しむためには高スペックなPCが必要になってきます。保有しているPCが推奨スペックを満たしているのかの確認をした方がいいでしょう。また、据え置き型の特徴として価格が高価なことが挙げられます。気軽な購入が難しいという点はデメリットともいえます。
画像引用:Amazon
VRゴーグルの前面にスマホを差し込んで使うことができるモバイル型。“スマホ対応型”といわれるタイプが、このモバイル型です。使い方はとても簡単。まず、スマホに使いたいVRアプリをインストールし、本体にスマホを差し込みます。動画がスタートしたら、視界の距離幅を調整するだけで楽しむことができます。
魅力はスマホ1つで手軽にVRの世界を楽しめること。本体だけで作動するので、ケーブルが必要ありません。持ち運びが簡単にでき、ケーブルが絡まるストレスからも解放されます。また、モバイル型は本体がとても軽く、価格も安価なものが多いので初心者やひとまずVRを体感したい人におすすめ!
ただし、安価なため機能性としては劣るのがデメリットです。高品質でダイナミックなVRを期待する場合は他のタイプを選ぶようにしましょう。
画像引用:Amazon
PCに接続したりスマホを差し込んだりする必要がなく、VRゴーグル・VRヘッドセットの本体のみで使用可能なスタンドアローン型。設置の手間や煩わしさがなく、本体を装着するだけですぐにVRを楽しめるのが最大の魅力です。スタンドアローン型も先ほど紹介したモバイル型と同じように、ケーブルが不要なタイプ。モバイル型よりもセンサーを感知する能力に優れており、価格は据え置き型よりも全体的に抑えられている点も魅力の1つですね。
ただ、バッテリーで可動しているため、定期的に充電する必要があります。VRを楽しんでいる最中にバッテリー切れ……なんてことを起こさないように注意しましょう。
30分で解説!360度カメラの選び方・撮影のポイントを1つの冊子にまとめました。資料ダウンロードは「5000事業者以上へのVR導入実績!事業者向け、360度カメラの選び方と効果的な撮影方法」よりお願いします。
ここまで、大きくわけて3種類あるVRゴーグル・VRヘッドセットを紹介しました。ここからは、選び方のポイントを9つ紹介します。
据え置き型・モバイル型・スタンドアローン型があるVRゴーグル・VRヘッドセット。それぞれに特徴や価格帯も大きく異なります。据え置き型は高機能なモデルが多いため、金額もそれなりです。下記におおよその価格相場を紹介します。
据え置き型:30,000円〜40,000円程度
モバイル型:1,000円〜6,000円程度
スタンドアローン型:10,000円〜30,000円程度
一般的に価格と機能は比例しています。ただ、必要としている機能や使用する目的などによっても選ぶ製品は変わってきますよね。まだVRを体験したことのない初心者や、機器に対してこだわりがない場合は、比較的安価なモバイル型からの購入をおすすめします。
VRを楽しんでいると時間の経過があっという間ですね。その間ずっとVRゴーグル・VRヘッドセットを装着していることになり、顔まわりや首、頭などに負荷がかかっている状態が続きます。合わないものを装着していると、ゴーグルを外した後に顔周りに跡がついてしまったり、頭や首が痛くなってしまったりすることも。
VRの世界を思いきり楽しむためには、VRゴーグル・VRヘッドセットの重さやつけ心地が重要です。700g以上の重量のものを顔まわりに装着すると、首への負担が増すといわれています。ゴーグルは軽いものだと200g〜300g台の製品もありますので、できるだけ軽いものを選んだほうがいいでしょう。
また、ゴーグルが顔に当たる部分にクッションがついていたり、ベルトの長さが調節できたりするものもあります。体のことを考え、重さ・つけ心地で選んでみてはいかがですか。
VRの魅力は、視界の360度全てが現実の世界に近い形で体感できることです。“本当にある世界”のように感じるためには、高画質な映像である必要がありますよね。
ソニーやDPVRなどのメーカーからは4KのVRゴーグルが発売されています。また、Pimaxには8K対応のモデルも。
ダイナミックでよりリアルな映像を楽しみたい場合は、画質・解像度で選ぶといいでしょう。解像度の高いものを選ぶことで“VR酔い”といわれる、乗り物酔いのような現象が起きにくいこともメリットの1つです。
製品の視野角を確認しておくことも、VRの世界ではとても重要です。視野角とは、ゴーグルを装着したときに首を動かさずに一度に見れる範囲のことです。視野角が広がることで、リアルな世界を見ているかのような感覚を味わうことができます。
おすすめの視野角は110〜120度ほど。それ以上に広いと視野は広がりますが解像度が下がってしまいます。また、逆に狭いと双眼鏡で覗いたようになり、VRを楽しむことが難しいかもしれません。
リフレッシュレートとは、1秒間にどのくらい画面が更新されたかを示すものです。単位はヘルツ(Hz)で表し、1秒間に100回更新された場合は100Hzと表示します。この更新は人の目に見えるものではありませんが、更新が遅いと画面にチラつきを感じることがあります。
また、チラつきは頭痛や体の不調の原因になることも。VRゴーグル・VRヘッドセットでは、最低でも60~75Hzは必要になってきます。スムーズな動作のためには90Hzは欲しいところ。展開の早いゲームなどをする方は、リフレッシュレートで選んでみることをおすすめします。
眼鏡を使用している人にとって気になるのが、眼鏡をつけたままでゴーグルを装着できるかどうかですよね。サンワサプライの 3D VRゴーグルや、エレコム VRゴーグルは眼鏡をつけたままの使用が可能なモデルもあります。また、段ボール型やグラス型と呼ばれる低価格帯のVRゴーグルにも、そのまま装着できるものがあります。ただ、長時間の使用は推奨されておらず“ひとまずVRを体験してみたい!”といった場合に有効ですね。
他にも一部可能なものがありますが、眼鏡のフレーム幅や高さによってはゴーグルに当たる場合もあるので、購入の際は実店舗での試着をおすすめします。
VRゴーグル・VRヘッドセットの中にはピントを調節する機能付きのモデルがあり、ゴーグルを眼鏡のようにして使えるものがあります。希望する機種が眼鏡非対応だったとしても、この機能が付いていたら裸眼で楽しむことができますね!
また、普段眼鏡を使用していない人にとっても、ピントを素早く合わせてくれる機能は付いていた方が快適にVRを楽しめます。
VRの世界に没頭したい人におすすめなのが、コントローラー付きのモデルです。VRの動画を観たりゲームをしたりする場合の“再生・一時停止・スキップ”など、あらゆる操作がコントローラーで可能。都度ゴーグルを外したりスマホを取り出したりする手間がないのが魅力ですね。
また、DoF(ドフ)と呼ばれる自由度も重要です。VR空間で首を動かしたりしゃがんだりといった行動可能範囲を自由度で表しています。VRには3DoFと6DoFがあり、3DoFが頭と首だけの動きを感知するのに対し、6DoFはしゃがむ・手を動かすなどの動きも感知します。
アクティブなゲームを体感したい場合は、コントローラーや自由度に焦点を当てて探してみるといいですね。
とにかく一度VRを体験してみたい場合は、段ボール製や携帯に便利な折りたたみ式のVRゴーグルがおすすめです。価格も安価なものが多く、段ボール製のものは自作できるキットも販売されています。子どもと一緒に作ってVR体験をしてみてもいいですね!もちろん映像の質が下がるのは否めませんが、手軽にVRの世界を堪能できるので試してみる価値ありです。
これまで紹介してきた種類や選び方を踏まえた上で、おすすめのVRゴーグル・VRヘッドセットを5点紹介します。それぞれの違いも比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。
画像引用:Amazon
スマホのアプリでセットアップするだけで簡単に使える、完全ワイヤレスの一体型ヘッドセット。高速スイッチ液晶ディスプレイを採用した高画質な映像、臨場感あふれる音響、人間工学に基づいた操作性、どれを取っても満足のいく仕上がりです。Facebookアカウントにログインするだけで、コミュニティが簡単に見つかりVRの幅が広がります。
ゲームや映像鑑賞はもちろん、フィットネスやオフィスワーク目的で使用できるアプリがダウンロードできます。最高の品質で、他には真似できない没入感を味わいたい方におすすめの製品です。
画像引用:Amazon
スタンドアローン型にとって重要な高画質、4K解像度ディスプレイを採用しています。細やかな美しい映像で、臨場感あふれるVRの世界を楽しむことが可能です。また、わずか276gの軽量ボディで他の製品と比較しても引けを取らない軽さ、重さのあるバッテリーを後頭部側に配置して前後の重量バランスを調整するなどのこだわりも。人間工学に基づいた設計で、史上最高のつけ心地にこだわっています。
AmazonPrimeVideoに対応しており、主に動画視聴用として探している方におすすめの機種です。
画像引用:Amazon
PCやスマホ、ケーブルなどを準備する必要がなく、ヘッドセットを装着するだけでVRを楽しめるスタンドアローン型です。GoogleのテクノロジーWorldSenseを採用し、自由度の高い6DoFを実現。滑らかな映像とアクティブな動きを楽しめます。
また、視野角は110度。心地よい角度で幅広く見ることができます。使用中の汗問題にも配慮し、フロントヘッド・リアヘッド・フェイス部分に防水機能がついています。
高画質で良好な視野角、そしてつけ心地にもこだわった製品。コスパに優れた製品をお探しの方におすすめです。
画像引用:Amazon
スマホをセットするだけでVR映像や3D映像を楽しむことができる、モバイル型のゴーグルです。ヘッドホン一体型で耳まで一緒に包み込むので、没入感を重視したい人におすすめです。また、使う人に合わせてピントや目幅距離の調節が可能。最適な焦点距離でVRを味わうことができますね。
VRゴーグルには眼鏡に適応したモデルが少ない中、MED-VRG3は眼鏡をしたまま装着することが可能です。普段眼鏡を使用している人にとってはとてもありがたい機能ですね。ただし、眼鏡の対応サイズは幅135×高さ50mm以内なので、注意しておきましょう。
画像引用:Amazon
スマホをセットして蓋をするだけで、簡単にVRが味わえるモバイル型ゴーグル。DMM.comとコラボしたモデルで、DMM動画ポイント1,000円分が付属しています。購入後すぐに様々なジャンルの映像を楽しめるポイントがついているのは、他にはない魅力ですね。
また、先ほど紹介した『サンワサプライ 3D VRゴーグル』と同様、目幅・ピント調節機能と眼鏡対応機能がついています。こちらの対応眼鏡は、幅約142mm以内です。
VRゴーグル・VRヘッドセットの種類や選び方、おすすめを紹介しました。
主となる使用目的や持っているパソコンのスペック、スマホのサイズや眼鏡のフレーム幅など、様々な条件を加味し絞り込んでいくと、適した製品が見つかりますね。
お気に入りの製品を見つけて、非日常空間を味わえるVRの世界を堪能してみてください。
気になる方はこちらもチェック
▶︎VR関連デバイスについての記事一覧
▶︎【2021年最新】VRゲームおすすめ17選!PS4やOculusで遊べる本格ゲームからスマホで遊べる無料ゲームまで