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VRを営業や店頭で利用するための折りたたみ式VRグラスの選び方

VRを体験する時には、ヘッドセットというものが必要になります。

メディアなどでよく見るのは、プレステVRなど目の前を完全に覆い隠して頭からかぶるもの。

でも、ヘッドセットにも高機能なものからシンプルなものまで色々とあります。

今回は、VRヘッドセットの基本に触れつつ、特にビジネス用途で営業の時や店頭でお客さんに使ってもらうためのVRグラスの選び方についてまとめています。
(2017年9月10日更新)

1. VRゴーグルとVRグラス

1-1. VRに必要なVRヘッドセットとは?

VRを体験するためには、コンテンツを写すディスプレイとそれを目の前に固定するものが必要になります。ディスプレイが組み込まれたヘッドセットは「ヘッドマウントディスプレイ」という言い方をし、プレステVRなどはその一つです。

そうではなく、スマホをディスプレイとして使う場合、スマホを目の前に固定するものが必要です。
ヘッドバンドがついて目の前を完全に覆うものをVRゴーグル、ヘッドバンドがなく、また完全に目の前を覆うのでもない簡易的なものをVRグラスという言い方をします。

VRゴーグルとVRグラス
(写真)左がVRゴーグル(Galaxy Gear VR)と右がVRグラス(Spacely カセット)
 

1-2. VRゴーグルとVRグラスについて

VRゴーグルもVRグラスもスマホを使うものですが、利用者にとって最も大きく違うのは、持ち運びやすさ

VRゴーグルはかさばるので、持ち運ぶのではなく、家やお店などその場所だけで使うもの。

VRグラスは、折りたたみ式のものなど小型で、持ち運びやすく、場所を問わないものです。

もちろん、コンテンツを見た時に完全に目の前を覆うことで、より没入感が高いのはVRゴーグルになります。
ただ、不動産の内見などビジネス用途で使うコンテンツは、ゲームのようなその世界観を表現するのに没入感がより高いと良いコンテンツとは違うので、そこまでの没入感が必要ないことも多いでしょう。
営業や店頭での利用を考えた場合、VRグラスの小型で持ち運びやすいというのは大きな利点になります。

VRゴーグルは、普段メガネをかけている人には使いにくいものです。また、他の人がつけたものは衛生的につけにくいですよね。なので、万人向けになりにくいところがあり、ビジネス用途を考えると不利な点です。

このため、営業や接客など業務用という観点から、VRグラスに特化して、選ぶ上でのポイントをまとめます。

2. VRグラスを選ぶ上での6つのポイント

折りたたみ式VRグラス-Spacely カセット, HOMiDO Mini, エレコム VRグラス, キャラメルVR
(写真)左からSpacely カセット、HOMiDO Mini、エレコム VRグラス、キャラメルVR
 
今回は、VRグラスの具体例として、「Spacely カセット」、「HOMiDO Mini」、「エレコム VRグラス」、「キャラメルVR」の4つを比較します。どれも、4.0~6.0インチのスマートフォンに対応しています。

2-1. それぞれの特徴

どれも小型折りたたみ式の持ち運びやすいものですが、それぞれの特徴として、「Spacely カセット」は収納時のレンズ保護カバーと開いた時の没入感を高めるためのサンバイザーが一体化することで機能性とコンパクト性の両立をしたもの。持ち運びに袋なども要らないタイプ。

HOMiDO Mini」、「エレコム VRグラス」は機能を犠牲にしてでもシンプルさを追求したタイプ。袋に入れて持ち運ぶもの。「キャラメルVR」は遊び心を感じるデザインで独自色があり、また専用ケースがあります。
VRグラス展開-Spacely カセット, HOMiDO Mini, エレコム VRグラス, キャラメルVR
(写真)左からSpacely カセット、HOMiDO Mini、エレコム VRグラス、キャラメルVR
 

2-2. 値段

2017年9月現在の公表されている価格です。HOMiDO Miniがもっとも値段が高く、1番シンプルなエレコム VRグラスが一番安くなっています。

Spacely カセット 1,800円
HOMiDO Mini 2,000円
エレコム VRグラス   796円
キャラメルVR 1,280円

 

2-3. コンテンツが綺麗に見れるか

[検証結果]
Spacely カセット > HOMiDO Mini > キャラメルVR > エレコム VRグラス

Spacely カセットは、左右からの光を遮り、他に比べると没入感も高く、クリアでより綺麗に見えます。

HOMiDO Miniは、レンズのクリアさと焦点距離やそれぞの位置関係などがしっかり設計されており、綺麗に見えます。

キャラメルVRはレンズの焦点距離が短く曲率の高いレンズなので、スマホの外側はよりぼやけることとなります。上の二つに比べると目が疲れやすくなるレンズです。好みの問題もありますが、ビジネス用途という観点で、より万人受けする見え方が良いという考え方で3位としました。

エレコム VRグラスはコンテンツ自体はクリアに見えます。ただ、レンズが大きく曲率も低いため、上の3つに比べスマホの外側の景色も同時によく見えてしまい、コンテンツの見え方としては4位の結果となりました。

2-4. スマホへの取り付けやすさ

[検証結果]
HOMiDO Mini > Spacely カセット > エレコム VRグラス >> キャラメルVR

スマホへの取り付けやすさとして、スマホを挟む機構がHOMiDO Miniは一番柔軟で、またスマホスクリーンにあたる部分にはラバーの滑り止めがあり、シンプルな機構であることもあり一番取り付けやすいです。

Spacely カセットは、レンズ保護カバー兼サンバイザーを開くというのが一つ加わりますが、取り付けやすさでいうと2位に。

エレコム VRグラスもシンプルな分、取り付けやすいかかと思いきや、カバー無しのスマホでもスクリーンカバーには傷が少し残るくらいにきつく、取り付けにくさを感じました。

キャラメルVRはスマホを取り付けるアーム部分のバネが強く、また他のクリップ型の取り付け方法に比べると取り付けにくさを感じるものです。

2-5. デザイン

[検証結果]
Spacely カセット > HOMiDO Mini > エレコム VRグラス = キャラメルVR

主観的な観点が入ってしまうデザイン性ですが、事業用途なので、女性向けなどより万人受けするもので、またスタイリッシュにビジネスシーンにも馴染みやすいというところでの検証結果です。エレコム VRグラスやキャラメルVRは色のバリエーションが色々とあるので、事業者のコーポレートカラーと合う、などの理由があるとその事業者にとっては高い評価になるかと思います。

2-6. カスタマイズ性

[検証結果]
Spacely カセット > HOMiDO Mini > エレコム VRグラス = キャラメルVR

事業用途なので、例えば、ブランドロゴをカスタマイズで入れるなど、カスタマイズ性があるとよりポイントは高いです。
Spacely カセットは10個程度から事業者向けにカスタマイズできます。HOMiDO Miniは300個などある程度まとめるとそのようなことが可能になります。エレコム VRグラス、キャラメルVRはカラーバリエーションがあり、それが事業者に合えば良いかもしれませんが、カスタマイズ性はなく、自分でシールを貼るなどそういったやり方になるのかと思います。

3. まとめ:VRグラス比較表

Spacely カセット 総合評価
HOMiDO Mini 総合評価
エレコム VRグラス
キャラメルVR

総合評価としてこのようになりましたが、ビジネス用途ということでポイントをまとめています。それ以外の一般利用する方の参考にもなると思いますが、人によって重視するポイントは違うかと思いますし、各製品には特徴があるので、参考用の評価として、各自にあった製品を選択するきっかけになればと思います。
参考リンク:
不動産でVR?導入がすすむ理由と具体的な活用事例
VRの不動産分野などビジネス利用に興味がある方はこちら
 
参考リンク:
VR関連デバイスについての記事一覧
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