YouTubeやFacebookなどのスマホVRを楽しめるアプリでは、ゴーグルボタンをタップするだけで手軽にVR動画を楽しむことが出来ます。一方HTC ViveやOculus RiftといったPC向けVRデバイスを使うと、より高画質でクオリティの高いVR動画を観ることができます。
今回の記事では、PC向けVRデバイスでVR動画を再生するためのおすすめVRプレイヤーを紹介します。対応OS(Windows/Mac)と対応VRデバイスもあわせて紹介するので、使用環境にあわせて選んでみてください。
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【目次】
Steamから配信されている、HTC ViveやOculus Riftどちらでも使えるVR動画プレイヤー。HDD内に保存されている動画を再生することができます。YouTube等のストリーミング再生は不可。
2Dはもちろん、3D再生(左右分割、上下分割)にも対応しています。また、360°のVR動画だけでなく、海外サイトでよく配信されている180°動画も再生でき、汎用性が非常に高いソフトです。
そのほかにも明るさやガンマの変更、自分と動画との距離の変更など、様々な機能を備えています。動きも軽快で、動画の再生に限っていえば現状このプレイヤーが一番使いやすいといえるでしょう。
無料で使いやすいものをお探しの方には、Go Pro VR Playerがおすすめ。
Go Proで撮影された360度動画を再生するために配布されているソフトですが、それ以外のものも全く問題なく再生が可能。
Windows版・Mac版どちらも配信されており、HTC Vive、Oculus Riftのどちらのデバイスでも使用可能という、無料にしては使い勝手のよすぎるソフトです。若干動作が不安定な点が気になりましたが、実用性は十分といえるでしょう。
ダウンロードはこちら
Windows: https://jp.gopro.com/downloads/PC/GoProVRPlayer/latest
Mac: https://jp.gopro.com/downloads/Mac/GoProVRPlayer/latest
Oculusの公式ストアから無料でダウンロードできます。
Simple Video Playerほど多機能ではありませんが、必要最低限の機能をもったプレイヤーです。YouTubeやその他のサイトにアップロードされている動画を、URLを入力してストリーミング再生することが出来るので便利。
しかしながら、ストリーミング再生には問題も。まず、URL入力の際に必ずキーボードとマウスの操作が必要となり、Riftをいったん外さなければいけないのが少し面倒に感じるかもしれません。
また、ストリーミング再生の際の画質は通信環境に大きく左右されます。筆者が試しに動画を再生してみたところ、画質はかなり悪く(480p相当?)、PCならではの高画質を楽しむということはできませんでした。
よほど通信速度が良い環境でなければ、ダウンロードして再生した方が質の良いVR体験が出来るでしょう。
ダウンロードはこちら
https://www.oculus.com/experiences/rift/1211180398923002/?locale=ja_JP
VR空間にデスクトップ環境をそのまま持っていくことのできるアプリです。
ヘッドマウントディスプレイを着けたまま、VR世界の大きな画面で作業が出来ることがウリのこのアプリですが、実は360度動画を再生するためのプレイヤーもついています。
使い方は簡単で、Virtual Desktopのウインドウに動画をドラッグアンドドロップするだけ。簡単に動画を楽しむことができます。
ただ、動画の再生に特化したSimple Video Playerに比べると、早戻し・早送りが出来ないなど、機能が少なく感じます。あくまでメインは仮想デスクトップで、動画はおまけ程度だと考えておいた方がいいかもしれません。
また、筆者の環境ではうまく動作しませんでしたが、YouTubeのストリーミング再生にも対応しているようです。
上の3つとは少し性質が異なるこのアプリ、実はSteam向けの新しい360度動画プラットフォームです。
自分で動画をダウンロードする必要がなく、Steam上からそのまま動画を検索して観ることができます。手間がかなり省けるので便利ではありますが、ストリーミングでの再生になるので画質は若干下がってしまいます。
Steam 360 Video Playerで再生できる動画リストはこちら。2021年6月現在31本あり、無料と有料のものがあります。
ちなみに、このプレイヤーではローカルに保存した360度動画の再生はできないようです。
30分で解説!360度カメラの選び方・撮影のポイントを1つの冊子にまとめました。資料ダウンロードは「5000事業者以上へのVR導入実績!事業者向け、360度カメラの選び方と効果的な撮影方法」よりお願いします。
上記で紹介したプレイヤーでいえば、Open VR Video PlayerとVirtual DesktopがYouTubeのストリーミング再生に対応しています。
しかし前述したように、ストリーミングはインターネット環境によって画質が左右されます。より高画質なVR動画を楽しむためには、予め動画をダウンロードしておいてから再生することをおすすめします。
著作権に問題がないことを確認して、こちらのサイトなどからダウンロードしましょう。
ただし最高画質である4Kの動画をダウンロードしようとすると、たった2分の動画でも200MBを超えるサイズになってしまいます。ネット上の動画を観たいとき、再生まで非常に手間と時間がかかってしまう通信面での問題が、現在のPCVRの一番の課題といえるでしょう。
今回は5つの動画プレイヤーについて比較してみましたが、ゴーグルを着けた状態での操作の快適さなども考慮すると、動画プレイヤーとして最も優れているのはSimple Video Playerであると感じました。800円を切る価格でこの機能であれば、コストパフォーマンスは抜群といえるでしょう。
どうしても無料ソフトを使いたい方にはGo Pro VR Playerがおすすめ。
スマホVRに比べ、より高画質で滑らかな動画が楽しめるPCVR。YouTubeなどのオンライン動画はダウンロードして再生するまでの手間がかかりますが、すでにローカルに落としてあるリコーシータなどのカメラで撮影した360°動画を観ることはとても簡単。ビジネス上でのイベントや接客シーンにも最適です。
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