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スマホVR用のゴーグルを購入するときの10個のチェックポイント

Google cardboardやハコスコなど、1000円前後のスマホVR用ゴーグルのコストパフォーマンスは最高です。しかし、耐久性や機能を考えると、長く使うには段ボール製では少し頼りないのも事実。

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そこで今回は、2000円前後のスマホVRゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ:HMD)を買うためにチェックするべきところをまとめます。段ボール製のスマホVR用ゴーグルについては、以前の記事「スマホ用VRのヘッドセットの選び方〜1000円カードボード編〜」をご覧ください。

2000円前後の価格帯のゴーグルは、基本的にはプラスチックでできたものです。

安っぽいととるか段ボールからの大きなステップアップととるかは利用者次第ですが、スマートフォンの普及率を考えるとこの価格帯がひとつのボリュームゾーンになってくる可能性は高いと言えます。

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Photo By Maurizio Pesce – https://www.flickr.com/photos/pestoverde/26420366300/, CC BY 2.0, Link

 

そんな2000円前後のスマホVRゴーグルを選ぶ時のチェックポイントは、視力の個人差への対応、 対応スマホの大きさ、レンズ、 没入感、視野、スマートフォン装着部、つけ心地、 放熱性能、重さ、衛生面の10個。少し多いようですが、この10個のポイントを全てチェックしておけば、大幅に期待はずれなものを買う可能性は低くなります。以下、順番に解説していきます。

1.個人差への対応

最初にチェックするべきは、個人差への対応です。目からレンズの距離(焦点距離)と、左右のレンズの距離の調整ができるかどうかがポイントになります。できる限り個人差にに対応することができるものが良いです。特に視力に自信がない人は最注目ポイント。

焦点距離は大体のゴーグルで動かせるのですが、動かせる幅に大小があります。可動域が大きいものを選ぶのがオススメです。両目の視力が極端に違う人には、左右でピントを別の位置にできるものもあります。

2.対応スマホの大きさ(画面)

対応スマホの画面の大きさも重要です。スマホ用のVRゴーグルは数社のスマートフォンを装着する都合上、ある程度画面の大きさに幅を持たせています。スペック表を見れば書いてあることも多いですが、どのスマートフォンを装着して使ったレビューなのか確認してみましょう。仮に自分のスマートフォンと合わなかったら悲しい結果になります。また、後述の没入感を上げるためにはスマホの画面の大きさも大切です。VRを見るなら、画面が5インチ以上のものがベター。(参考までに、iphone6,6s,7は4.7インチ、6plus,7plusが5.5インチです。)大き目のサイズのスマホにも対応しているほうが良いと言えます。

 

3.レンズ

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スマホVRは、ヘッドマウントディスプレイに二つのレンズをつけることで立体感を出します。そのため、レンズのクオリティも一二を争う重要ポイントです。注目すべきは、レンズの大きさとレンズの種類(両側球面か反球面か)です。レンズの大きさについては、大きいに越したことはありません。快適にスマホVRを楽しむには、少なくともGoogle Cardboard Ver. 2で使われている4cmのレンズかそれ以上の大きさのものが望ましいです。

レンズは球面で屈折率が変わります。そのため、基本的には両面とも球面のほうがVRが見やすくなります。

4.没入感

VRは、「どれだけその世界に入り込めるか」が勝負です。いくら画質が綺麗でも、ヘッドマウントディスプレイと鼻の隙間から光が入り込んできたり、画面の横にプラスチック部分が見えてしまってはリアルさが半減してしまいます。レビューにこの部分の評価が載っていることも多いので、買う前にチェックしてみましょう。

5.視野

視野は没入感を上げる重要なポイント。人間の視野角はおよそ180-200度です。その中で立体感を感じることのできる両目視野(両目で見ることのできる範囲)は120度ほど。ゴーグルによってはこれよりも大幅に狭いものがあり、VR動画を視聴していてもゴーグルの端が目にちらついてしまうことも…。VR視聴にのめり込みたい場合、視野が広いものを選ぶ必要があります。また、視野が広いものは顔にあたる部分の面積が広く、装着感も良くなることが多いという側面もあります。(一方で視野が広いものは大きく、持ち運ぶにはかさばるという問題ももちろんあります。

6.スマートフォン装着部

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スマートフォンを入れるところの作りが悪いと、ガタついたりうまく入らなかったりします。また、中央の線が合わせづらく、2眼で見づらいと言ったことも起こります。

次回記事で詳しく書きますが、スマートフォンが入れにくいというのは結構なストレスになります。上述の対応画面サイズの問題にも関わってきます。

7.つけ心地

これも見た目ではわかりづらい部分ですね。顔につける部分がゴムなのかプラスチックなのかスポンジなのか、着用感は大きく変わってきます。顔の大きさなどにもよるのですが、プラスチックが狭いとどうしてもつけづらかったり、メガネを着用しての利用ができなかったりします。筆者は顔が(物理的に)広いので、小さいものだとメガネを付けたままの利用はまず無理です。装着用のゴムの強さや着脱可否も気になるところ。

8. 放熱性能

VRはスマートフォンにかなりの負荷をかけます。そのため、どうしてもボディが熱を出してしまいがちです。スマートフォンの熱がこもってしまわないもの(放熱性能が高いもの)を選ぶ必要があります。ものによっては火傷するほど熱くなることも。

9.重さ

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これは言わずもがなです。作りの良さと重さは比例関係にあります。作りがよくても、重すぎると使いにくい。頭の前につけるものなので、重いと首が痛くなります。Amazon等のサイトでも本体重量は確認できます。なるべく軽いものを選びましょう。

10.衛生面

自分一人で使う場合は気にならないかもしれませんが、店頭などで不特定多数の人が使う場合は顔に触れる部分を取り外して洗うことができるのも重要なポイントになってきます。

場合によっては専用のマスク(目の周りの触れる部分だけ覆う使い捨てのマスク)などで解決できることもあります。

 

 

その他のチェックポイント

ヘッドホン接続ができるか、プラグは差し込みやすいか(L字型プラグだと差し込みにくいものも・・・。)

ユーザー操作用のボタンはあるか(必要か不必要か)

これに加えてデザインと価格でしょうか。このあたりは使い方に応じて自分の好みで選ぶしかありませんが・・・。

2000-3000円の価格帯になってくると、買う前にチェックすることのできるポイントが沢山あります。以上10個の項目をチェックして、ベストなVRゴーグルを購入しましょう!

次記事では実際にこのポイントに沿って3つのプロダクトを比べていきます。

参考リンク:
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