VRと空間データ活用のヒントが見つかる

VRサービスを提供している動物園4選紹介!動物園にVRを導入するメリットも解説

いまや世界の動物園でVRを利用したバーチャル体験ができるようになりました。

特定の動物園でしか飼育されていない動物を見たり、雨の日でも自宅で濡れることなく動物を見ることを堪能できたりと、VRサービスへの反応は上々です。

また、コロナ禍においては動物園も入園制限をかけるなどの対策をとっていますが、来園希望者は人との接触が不安かもしれません。

そんな悩みも動物園にVRを導入すると解決してくれるでしょう。

この記事では、動物園でVRサービスを導入することのメリット、日本国内でVRコンテンツを提供している動物園を4つ紹介しています。

動物園へVRの導入を考えている方やVR動物園を利用して見たい方は、ぜひこの記事をご覧ください。

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VRを利用した動物園の楽しみ方

VRを利用した動物園の楽しみ方はどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは主な楽しみ方を2つ紹介します。

実際に動物園に来ているような雰囲気を味わえる

VRサービスを導入している動物園の映像は360度のパノラマ動画。

VRならではの臨場感ある映像で、実際に動物園に来ているような雰囲気を味わえます。

スマートフォンのみでも楽しめますが、VRゴーグルを使えばさらに臨場感がアップします。

また、動物の映像だけではなく動物園を自由に探索できるコンテンツも。

動物を近くで鑑賞するだけではなく、自宅にいながら実際に動物園を歩いているかのようなリアルな体験も可能です。

飼育員さんの視点を体験してもらうことができる

普通、動物園では柵やゲージの外から動物を鑑賞することが普通です。

しかし、VRで見ることができる動物園は、来園したときに柵やケージの外からだけでなく、柵やケージの中からの視点のものもあります。

普通の動物園とは、また違った新しい視点から楽しめるのも魅力の一つ。

また、飼育員さんの視点を楽しむことも可能であり、普段どのようにご飯をあげたり、掃除をしているのかを同じ視点で体感することができます。

飼育員さんの仕事に興味がある子どもにとっては嬉しい体験でしょう。

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VRコンテンツを提供している動物園を紹介

VRを使った動植物園や水族館の体験は、世界中で楽しまれています。

ここでは、VRコンテンツを提供している日本国内の動物園を4つ紹介します。

東京zoo vie

画像引用:東京ズーネット

東京zoo vieは、公共財団法人東京動物園協会が運営している東京ズーネットのサービスの1つです。

まずは東京zoo vieが見せてくれる4つの施設の中から、2つの動物園を紹介します。

上野動物園

上野動物園の人気者はなんと言ってもパンダでしょう。

上野動物園で飼育されているパンダは全部で3頭。

その中でも2017年6月に上野動物園で生まれたシャンシャンは動物園のファンから愛される存在です。

シャンシャンは東京都と中国野生動物保護協会との協定により、2022年6月に中国へ返還されると発表されています。

VR動物園は、360度見ることができる園内ツアーを提供。

各ポイントでは動物の映像にリンクしていて、動物たちの様子をじっくりと観察することができます。

多摩動物公園

多摩動物公園の開園は1958年です。

特徴は50ヘクタールを広大な敷地で、上野動物園と同じく東京都内にありながら上野動物園の3倍以上の広さ。

そのため、動物たちの展示はなるべく自然に近づけた形態をとっており、檻ではなく壕で仕切るなどしています。

VR動物園は、上野動物園と同じく360度の園内ツアーを楽しめ、広大な敷地の園内を好きなペースで見ることも。

VRを利用すると、広い敷地をゆったりと自由に歩く大きな動物たちは迫力たっぷりです。

熊本市VR動植物園

熊本市の江津湖のほとりにある熊本市動植物園は、動物と植物の展示を行っています。

2020年2月末から5月の半ばまで新型コロナウイルスの感染防止の休園していたこの動物園は、その間にYouTubeチャンネルを開設し、積極的に動物たちの情報発信をしていました。

そして2020年9月にはVR動植物園をオープンし、よりリアルに動物たちを感じられるように。

VR動植物園のVR映像は、動物の目線になっているものが多く、動物から見た飼育員さんの姿なども楽しめる独自のコンテンツの提供もしています。

バーチャル動物園「いきもの目線」

株式会社朝日新聞社が無料で公開している「すき!がみつかる 放課後たのしーと」でもVRを使ったバーチャル動物園を見ることができます。

映像は全国各地の動物園や水族館のゲージや水槽の内側から撮影されており、まさに「いきもの目線」で楽しむコンテンツ。

360度自在に見られるVR映像で、動物の口の中や鼻の湿り気までもクリアに見える驚きがあります。

「いきもの目線」なら、まるで自分も動物になってその中にいるかのように感じられるでしょう。

まとめ

VRを活用したサービスが広がりを見せてきた中、新型コロナウイルスの感染拡大によりその広がりは動物園の見せ方にまで影響を及ぼしました。

新型コロナウイルスがきっかけではあっても、今まで見ることができなかった角度から動物を見ることができるのは子どもたちにとっても嬉しいことでしょう。

家に居ながらにして実際に動物園にいるかのように感じられるのもVRの利点です。

また、動物園にとっても、飼育員さんの仕事ぶりやその視点を外に紹介する良いチャンスとなりました。

今回は、動物園にVRを導入するメリットと、VRサービスを提供している動物園を紹介しました。

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