若者の「クルマ離れ」が増えつつある現代において、自動車業界は興味を引く工夫や取り組みを行っています。
そこで今回取り上げるテーマが、「アウディのVRショールーム」。
アウディのVRショールームでは興味あるモデルを仮想空間で楽しく体感できるDRMというシステムがあり、これが話題になっています。
DRMとは「Digital Retail Modules」の頭文字でVRゴーグルと連動させボタンひとつで、カラーなどのオプションすべてを自分の目の前でカスタムでき、試乗体験までできる3Dバーチャルリアリティーのことです。
カタログを眺めながら選ぶのではなく、ショールームのVR体験では360度全方位で映像を見ながら、ボディカラーやオプションの変更が自在にできるのも魅力。
VRはどの業界でも、導入されつつあるシステムです。そのVRの導入にアウディは2018年から積極的に注力し、全世界の販売拠点に導入してきました。
この記事では、業界でいち早く導入に注力したアウディVRをわかりやすく解説していきます。
【目次】
まずは、アウディジャパンの「カスタマープライベートラウンジ(CPL)」にある、「Digital Retail Modules(DRM)」を紹介します。
この章では、アウディがVRを取り入れ、実際に活用している内容を2つ紹介。
1つずつ、詳しく内容を見ていきましょう。
アウディジャパンでは、最新鋭のバーチャル・リアリティで、「Audiを仮想体験できる!」サービスを行っています。
アウディみなとみらい(他、12店舗)、CPL(カスタマープライベートラウンジ)には、業界屈指の最先端VR設備「Digital Retail Modules」(DRM) があります。
DRMではVRゴーグルを身につけ、人工的に作り出した仮想空間でアウディに試乗することが可能。
実際の車体の存在感や、走っている情景に映るボディカラーの映え方に加え、操縦感覚と内観を楽しめるのが特徴です。
また、視点も自由自在で、車外からボディのチェックをしたり、背景を変えながら走る姿を確認できたり。
実際の状況を作り出し、楽しむことができるサービスです。
また、試乗する前に、仮想空間で疑似体験ができるメリットも。
アウディジャパンは、ユーザーが購入前に設定した車を、3D空間で再現できるコンテンツのサービスを、アウディみなとみらい(他、12店舗)のショールームでVR体感できます。
DRMのシステムと、価格シミュレーションソフトのAudi Configuratorを連動することで、車種とカラー、そして細部にわたるインテリアまで、カスタマイズが実現可能。
DRMと連動するには、Audi Configuratorを利用する際に発行される「AudiCode」を、DRMの端末に入力するだけ。
簡単にカスタマイズした車をVRで体感することができます。
DRMを利用することで、360度の視点から理想の1台をカスタム可能となります。
ユーザーにとってDRMとの連動体験は、夢実現の大きな一歩となること間違いなしです。
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アウディは、2018年から積極的に「VRショールームの導入」を進めており、現在全世界で1,000拠点以上での導入する計画を進めています。
ここでは、なぜアウディが業界の中でも、早々にVRに着目し導入を進めたのか、その理由を見ていきましょう。
3つの視点から解説します。
VRを販売店に導入することで、「ユーザーがショールームへ足を運ぶきっかけ」をつくることができます。
仮想空間で体験できることは下記の3点。
ショールームは車の展示ということもあり、展示されている車種に対する強い興味がないとなかなか足が向かないもの。
しかし、VRでの試乗体験ができるということはそれ自体が強く顧客の興味をそそるものであり、ショールームにVRを体験したいといった理由で訪れる顧客も足を運んでくれます。
そのため、ショールームに誘引するきっかけとしてVRは強く働きます。
アウディ販売店のHPには、「VRショールーム」システムがあり、VRスコープとネット環境があればどこからでもアクセスが可能です。
バーチャルショールームのポイントは下記の3点。
これまでのショールームであれば、現地に行かなければ体感することができず、近くにアウディの店舗がない顧客への宣伝効果は薄くなってしまいます。
また、HP上の画像などでは細部まで顧客に伝えることができず、宣伝効果としてはどうしても弱かったもの。
しかし、VRを活用したバーチャルショールームであれば、実際のショールームに展示中の最新モデルをどこからでもチェックしてもらうことが可能。
また、HP上で画像を見ることとは異なり、顧客に自由に細部までチェックしてもらうこともできます。
また、各種イベントをVR空間内で行うこともできるため、実際のショールームと変わらない体験を提供できます。
顧客に対する強い宣伝につながることが、VRを活用する大きな魅力です。
VRシステムの利点は、目の前でカスタマイズが可能で、実際に「見える」が体感できること。
カスタマイズできるのは下記の3点。
ほか、自由に組み合わせチェックが可能。
また、ショールームに居ながら、森や湖、高層ビルの間など、外の情景も変化させることができ、実際に走らせているかのような体験も楽しむことができます。
アウディ販売店の「VRショールーム」によって、見て取れる新しい販売体験が、ユーザーの購買意欲を掻き立てます。
アウディのVRについて紹介してきましたが、いかがでしたか?
アウディがいち早くVRを採用した理由や、運用しているコンテンツの内容などを紹介しました。
これまでの試乗とは異なる、新しい試み。
ぜひ体感してみてください。