突然ですが、みなさん、VRを使った映画の世界、想像できますか?
最近では、スマホを使ったゴーグルなども普及してきて、VRが身近なものになってきましたよね。
VR360度動画や、VRを使った体験型ゲームはご存知の方も多いと思います。さらに、今では映画もVRで楽しむ時代なんです!
この記事では、VRで映画鑑賞することの魅力や楽しみ方をご紹介します。
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【目次】
映画好きなら、映画館ならではの臨場感はたまりません。
VR技術を使って、さらに臨場感を味わえたら最高ですよね。
ここでは、VRで映画を楽しむ方法をご紹介します。
”VRで映画鑑賞”と聞くと、映画の世界に飛び込んで、360°見渡せる映像体験を想像します。
映画の世界に入ることができたら、物語の登場人物になったようで、没入感は計り知れないでしょう。
しかし、実際にはVR映像作品はあれど、映画として制作されたVR映像はほとんどありません。
2018年以前にいくつか制作されていたので、ここでは、過去に制作された、360°VR対応の映画を紹介します。
https://tjoy.jp/shinjuku_wald9
こちらの映画館では、2018年にVR技術を用いた映画が、3本立てで上映されていました。
実際の映画館でVRヘッドセットを頭に装着し、映画館の音響設備を用いた体験をすることで、没入感を高めた上映でした。
以下の3つが実際に上映されていた作品です。
引用:http://bluethermal-vr.com/
『カメラを止めるな!』の監督である、上田慎一郎氏が監督を務めて撮影された作品です。
『自遊空間』をはじめとした、全国の複合カフェで視聴ができました。
埼玉県を舞台にして、とある大学の体育会航空部の青春が描かれています。
視聴者を新入部員に見立ててストーリーが展開されるため、気づけば自分が映画の世界に入り込んだかのような、初めての体験に心が躍ります。
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VR対応の映画はほとんど制作されていませんが、VR映像作品は制作されています。
prime videoなどの映像配信サービスで公開されているので要チェック。
360°見渡すことができるVR映像では、通常の映像作品とは全く違う体験をすることができます。
自宅にいながら、全く違う空間で繰り広げられる物語に、没入しましょう。
映画好きであれば、一度は憧れるホームシアター。
実際には、場所も設備も用意するのが大変で、なかなか手にできるものではありません。
しかし、VR技術を使えば、VR空間にホームシアターを用意することができます。
昨今、映画好きの間ではひそかにブームになっている映画鑑賞方法。
テレビ画面よりも、はるかに大きな画面を独り占めして、集中できる環境で映画鑑賞ができます。
実際に自宅でVRを観るには、普段使っているテレビやPC、スマートフォンだけでは不可能です。
VR映像を視聴するために、VRゴーグル・VRヘッドセットを準備する必要があります。
どのような機材をそろえるのが良いのか、ここでは、簡単にVRゴーグル・VRヘッドセットについてご紹介します。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
VRゴーグル・VRヘッドセットには大きく分けて3つの種類が存在します。
スマホ用VRゴーグルを使えば、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンを、目の前に固定することで、VR映像を視聴可能。
VRゴーグル本体には映像出力機能がないため、低価格で販売されています。
安いものでは、数百円から販売されているので、まずはVR映像を試してみたい方などにおすすめ!
ただし、この後紹介する映画配信サービスは、ほとんどスマホ視聴には対応していません。
VR空間内でホームシアターを体験したい方は、このあと紹介するスタンドアローン型か、据え置き型を利用してみてください。
VRヘッドセット本体のみで、使用可能なスタンドアローン型。
設置の手間や、煩わしさがなく、本体を装着するだけですぐにVRを楽しめるのが最大の魅力です。
スマホ用に比べてVR専用端末として設計されてる分、センサーの能力が優れていることも魅力的なポイント。
製品の中には頭の動きだけでなく、体の動き(歩く、しゃがむなど)を感知するものもあります。
この後紹介する据え置き型よりも、価格は抑えめなのも嬉しいですね。
VRヘッドセットとPCやゲーム機などをケーブルで接続することで使う、据え置き型。
最大の魅力は高画質なVRの世界を味わえることです。本格的なVRを楽しみたい方はぜひ利用してみてください。
ただし、高画質な映像を楽しむためには高スペックなPCが必要です。
また、据え置き型は3種類の中で最も高価なため気軽に購入できない点がデメリット。
VR体験をする準備ができたら、いよいよ映画鑑賞です!
現在VRでの映画体験を提供しているサービスがいくつかあるのでそれぞれの特徴や注意点についてご紹介します。
また、360°対応のVR映像作品を提供しているサービスも存在しているので合わせてチェックしてみてください!
まずは簡単な特徴を並べてみました。
prime video vr | Netflix | U-NEXT | バーチャルシネマ | YouTube | |
iPhoneでの視聴 | × | × | × | × | 〇 |
Androidでの視聴 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 |
VR空間での大画面視聴 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
VR専用コンテンツ | 〇 | × | × | × | ◎ |
月額利用料 | 500円(Prime料金) | 990円~ | 1639円~ | 0円(作品ごとに購入) | 0円 |
VRコンテンツは、最近なって徐々に提供され始めているため、各サービスでかなりばらつきがあります。
各サービスの、詳しい特徴についてここからご紹介します。
iPhoneでの視聴 | Androidでの視聴 | VR空間での大画面視聴 | VR専用コンテンツ | 月額利用料 |
× | × | 〇 | 〇 | 500円(Prime料金) |
prime video vrでは現在スマホでの視聴には対応していません。
しかし、VR専用コンテンツの制作をしている点や、Prime会員であれば視聴可能な点は魅力。
VR専用コンテンツはすでに数十タイトルあり、ここからますます増えていくことが期待できます。
prime会員になっていない方でも月額500円で加入できるため、360°映像に興味がある方も、試してみるといいかもしれません。
iPhoneでの視聴 | Androidでの視聴 | VR空間での大画面視聴 | VR専用コンテンツ | 月額利用料 |
× | 〇 | 〇 | × | 990円~ |
Netflixでは、Android端末であればスマホ視聴が可能です。
また、Netflixには複数の料金プランが存在しますが、どのプランに加入していても大画面視聴が可能なため、月額990円からVRでの大画面視聴を利用することができます。
別荘の一室のような空間が用意されており、目の間の大画面に集中して映画鑑賞ができます。
iPhoneでの視聴 | Androidでの視聴 | VR空間での大画面視聴 | VR専用コンテンツ | 月額利用料 |
× | × | 〇 | × | 1639円~ |
U-NEXTはVRサービスを2021年の12月に開始しました。そのため、現在コンテンツ拡充を行っています。
現在は、VR専用端末でのみ視聴可能で、VR専用コンテンツなどはありません。
ここから、サービスが拡大されていくことに期待したいサービスです。
iPhoneでの視聴 | Androidでの視聴 | VR空間での大画面視聴 | VR専用コンテンツ | 月額利用料 |
× | 〇 | 〇 | × | 0円(作品ごとに購入) |
AEON CINEMAが運営するバーチャル映画館です。
ここまでの定額制サービスと違い、バーチャルシネマはリアルの映画館と同じシステムで、映画鑑賞をします。
上映作品の中から、気になる映画があればチケットを購入することで、VR空間上で大画面で映画鑑賞をすることができます。
定額制サービスとは違い、見たい映画のチケットを買うところが、趣があって魅力的です。
iPhoneでの視聴 | Androidでの視聴 | VR空間での大画面視聴 | VR専用コンテンツ | 月額利用料 |
〇 | 〇 | 〇 | ◎ | 0円 |
言わずと知れた、無料動画配信サービス『Youtube』
たくさんの360°動画が、クリエイターたちによってアップロードされています。
また、平面の動画についてもVR空間上で、大画面で鑑賞することができます。
スマホでのVR視聴も手軽に行うことができ、基本的な利用料は完全無料。
まずは、Youtube で手軽にVRの世界を体験してみるのが、良いかもしれません。
この記事では、VRを使った映画鑑賞についてご紹介しました。
360°に対応した映画作品も紹介しましたが、やはり現在のVRでの映画鑑賞主流は、バーチャルホームシアター!
自宅でも気軽に大画面で映画を鑑賞してみてください。
YouTube など一部の動画配信サービスでは、360°対応VR作品も視聴可能なので、合わせて楽しんでください。
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