(この記事はリフォーム産業新聞コラム「営業力高めるVR活用」第7回(2018年12月03日掲載)の内容をベースにしています。)
最近、消費者の情報収集力が高まり、事業者にも発信力が求められるようになってきました。そうしたことを背景に、機材の面でもソフトウエアの面でも手軽になってきたVRコンテンツは、リフォーム分野においても、有効な営業ツールとして使えるものになってきています。
リフォーム分野での、VRコンテンツの飛躍を支えるポイントとして、
が挙げられます。
少し前までのVRゴーグルは、スマホと簡易的なゴーグルを組み合わせるか、高性能なコンピューターと組み合わせて使用するようなデバイスでした。
しかし、昨年頃から、コンピューターが内蔵されたGoogle DaydreamやOculus Goのような、スタンドアローン型のVRゴーグルが各メーカーから発売されるようになり、現在はそれが主流になりつつあります。
スタンドアローン型のゴーグルは、持ち運びやすさ、2万円台以下の低価格で購入できる手軽さがあります。さらに、酔いにくさなどVR体験の質という点でスマホVRを凌駕します。スタンドアローン型VRゴーグルのビジネス利用は、今後拡大が見込まれます。
8K高画質の撮影ができ、奥行きを計測し、立体的な3D撮影ができるInsta360 Pro2やマターポートなどのカメラも普及しつつあります。カメラの機能面の進歩と低価格化は今後も続くと考えられます。
現在、フルCGの3Dモデルが制作できる3D CADには、さまざまなソフトウエアやフォーマットが存在してういます。
今後、VRに対応する開発が進むにつれて、より使いやすさが進み、さらなる発展が見込まれます。より利用しやすくするためのサードパーティーのソフトウエアなども開発が進むと考えられます。
360度写真や3DCADのデータのVR化など、これらの利用が進むにつれて、これまでにないほど膨大なデータが蓄積されていきます。
こうしたデータを深層学習など、最適なアプローチにより活用することで、例えば、物件の360度写真から、フォーム完成予想図を作成するなど新たな展開も見込まれることが考えられます。
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以上のように、技術面において、VRは今後速いスピードで進歩、普及していくことが見込まれます。
リフォーム分野においても、新規営業、マーケティング、商談など利用シーンに応じてVRを取り入れ、営業ツールとして活用していただけるようになっていくと予想されます。
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