(この記事はリフォーム産業新聞コラム「営業力高めるVR活用」第2回(2018年6月12日掲載)の内容をベースにしています。)
今回は、リフォーム分野におけるVRコンテンツの具体的な活用方法についてお伝えしたいと思います。
リフォーム分野におけるVRコンテンツの活用方法としては大きく分けて、
1. 顧客向けのプレゼン
2. 施工事例のアーカイブ
の2通りがあります。
360度VRで顧客によりわかりやすく、印象的に伝えることができるため、問い合わせ率が上がる、打合せ円滑化による業務効率化といった効果が見込まれます。
リフォームのVRの活用例について解説していきます。
※スペースリーの不動産物件のVRサンプル。画面の「Switch」のボタンを押すと、ホームステージング後の写真が表示されます。VRを使うとこういったことも可能です。具体的な不動産のVR活用事例はこちらの資料をご参照ください。
リフォーム分野においては、完成後の予想イメージを実写で見せることはできません。したがって、わかりやすく顧客にプレゼンするために、3D キャドのVRコンテンツが活用されています。
3D キャドの360度空間モデルを制作するのは、以前は高度なスキルが必要でしたが、現在では一般的なハウスメーカー、工務店でも使えるようないわゆる 3Dキャドソフトも数多く出てきています。
ただ、扱いやすくはなったものの、クオリティにこだわると労力がかかり、外注するとそれなりにコストはかかります。
360度写真ベースのVRコンテンツの場合、矢印をクリックするなどして、別のシーンに移動します。一方で、3D キャドの360度空間モデルは奥行きまで計算、再現されているため、空間の中を歩くように動き回ることもできます。
したがって、VR体験はより没入感の高いものになりますが、スマホではなく、HTC Viveなどのよりハイエンドな機材が必要になります。
多くの3D キャドソフトでは、制作したモデルの1視点からの風景を、360度写真と同じフォーマットのCGとして書き出すことができます。その書き出した360度画像は、スペースリーのようなVR制作ソフトにアップロードすることで、ウェブブラウザで再生可能なVRコンテンツになります。
3Dモデルのように空間内を自由に移動することはできなくなりますが、自社HPに埋め込んだり、URLやQRコードで簡単にお客様と共有できるようになるため、ウェブコンテンツの方が使い勝手は良くなります。
住宅メーカーや工務店が反響率・成約率アップしたVR活用事例を1つの冊子にまとめました。ダウンロードは「住宅メーカーと工務店のVR活用事例6選」よりお願いします。
リフォーム後の物件を360度カメラで撮影し、室内を見て回れるようなVRコンテンツにすることで、施工事例をわかりやすくデータ保存することができます。
データ化された施工事例は自社ウェブサイトに掲載したり、QRコードにしたものをパンフレットなどの紙媒体に印刷する、メーリングリストに送付するなど、手軽に使えるコンテンツとして様々な活用が可能になります。また、社内での事例共有など、業務管理上の目的として活用することもできるでしょう。
施工事例は各社の営業上の重要な武器です。360度VRを活用することでその武器を一層効果的に活用することができるようになります。
最後までお読みいただいてありがとうございます。
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住宅/リフォーム分野のVR活用方法については以下の記事をご覧ください。
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