最近のVR活用の流れはスポーツ業界にも及んでいます。
プロのスポーツをVRで体験したり、スポーツの練習としてVRを利用したりすることが増えてきました。
プロ、アマチュア問わずに活用できるのもVRの魅力ですね!!
下のボクシングのような最新の7つの事例を交えてご紹介します。
プロ野球球団の楽天では、昨年2017年からVR技術を用いたプロ野球選手のトレーニングシステムを導入しました。
NTTデータと共同で開発しており、選手の過去の投球内容をVRで再現して仮想体験することができます。
プロのスポーツチームが保有するデータとの連携で、実用化した技術としては世界初のものです。
実際の様子がYoutubeにも上がっていたので、見てみましょう。
155kmのストレートがいかに早いかが分かります。
少なくとも筆者にはほとんど見えなかったです。
[動画:楽天のVR活用]
(参考:世界初、プロ野球球団が監修したVR[バーチャルリアリティー]技術による選手のトレーニングシステムを提供開始)
(※2021年時点でJ Sports VRアプリは利用停止中です。)
「J SPORTS VR」ではスマートフォンのアプリを通じて、VRでスポーツ観戦ができます。
ラグビー、野球、サイクルロードレース、モータースポーツ、バスケットボール、バドミントン、卓球、フィギュアの8種類を主に扱っています。
筆者もいくつか視聴して見ましたが、プロ野球の練習をVRで間近で見られたり、
モータースポーツの運転手感覚で走行している様子を体験できたりします。
しかも「無料」で視聴することが可能です!!
ただ、現時点では画質があまり良くありませんでした。
VRの動画は画質を良くするとかなり重く、回線自体にも負荷がかかります。
5G時代になって通信速度が上がってからが楽しみです。
以下に視聴方法も記載しているので、興味のある方は一度ご覧になってみては?!
360ChannelはVR動画の配信サービスを行なっています。
現役選手に協力してもらい、超至近距離に360度カメラを置いて撮影することで
トッププレーヤーのスピード、テクニック、パワーを体験することができます。
筆者もコンテンツを実際に視聴してみました。
卓球やフットサル、テニスといったプロスポーツの練習等を至近距離で撮影したものを見ることができます。
迫力がありますね!!
30分で解説!360度カメラの選び方・撮影のポイントを1つの冊子にまとめました。資料ダウンロードは「5000事業者以上へのVR導入実績!事業者向け、360度カメラの選び方と効果的な撮影方法」よりお願いします。
VR DREAM MATCHはプロ野球の打席をできるだけリアルにVRで再現するという試みです。
創業者の野球への愛が伝わってきます。
165km/hの豪速球を打ったり、捕ったりすることができます。
現在はイベントでの利用が中心のようですが、そのうちゲーム化するかもしれませんね。
実際に体験している様子を収めた動画がありましたので、見てみましょう。
[動画:VR DREAM MATCH]
(参考:AOI VR)
MySwing Golfはアメリカの会社で、ゴルフのスイングフォームをチェックするためのソフトを開発しています。
主な商品はMySwing Golfで、自分のスイングフォームをVR上に表現して確認するものです。
手、足、頭などにバンドで位置情報測定のための機具を装着します。
全身に機具をつけることで人の目では気づかないような細かい体の動きまで感知することができます。
多様な項目をチェックしたレポート機能まであって、自分のフォームのどこが悪いのかも教えてくれます。
ゴルフが趣味の方は使ってみては??
今後、ゴルフ以外のスポーツにも活用できると面白そうです。
最後に英語ですが、実際の測定の様子を紹介します。
[MySwing 動画]
(参考:MySwing)
「VR League」はVRゲーム限定のeスポーツリーグです。
最近はゲームもスポーツの延長として捉えられる傾向があります。
確かに将棋や囲碁のような頭を使うゲームもどこかスポーツと似たところがあります。
VRのeスポーツはVR空間でゲームをして闘います。
昨年2017年から開催されており、今年が2回目の開催です。
なんと賞金総額は現在のレートで2400万円オーバー。
サッカー選手や野球選手のようにVRスポーツ選手が億を稼ぐ日も近いかも?!
「VR SUPER SPORTS」は米国の企業Valve社の製作したソフトで、VR空間でスポーツを楽しめるものです。
Wii SportsのVR版のような感じですが、レビューを見ると
「Wii Sportsに似ているがこちらの方が圧倒的に没入感がある。」
「本当にWii Sportsの中に入ってプレイしているようです。」
などと書かれており、リアル感はWii Sportsより優れていると言えます。
「ボウリング」「ホームラン競争」「ゴールキーパー」「バスケットボール」
「弓道」「クレー射撃」「ボクシング」「カート」の8種目をプレイすることが出来ます。
有料でゴルフや卓球なども購入できます。
VRスポーツの事例紹介、いかがでしたでしょうか??
様々な業界で活用が進んできているVR、スポーツの世界も例外ではないようです。
まだまだ発展途上のVR技術。
今後ますます利用が進んで行けば、過去の名選手を間近で見たり、対戦したりできるかもしれませんね!!
参考リンク:
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