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VRでテレワーク・在宅勤務をするメリットは?ビジネス向け・個人向けのおすすめソフトも紹介!

VR テレワーク

新しい働き方の観点や新型コロナウィルスの影響からテレワークを導入する企業は増えつつあります。テレワークは場所を選ばずに仕事ができるため、様々なメリットがあります。

そしてVR技術もまたテレワークでさらに効率よく業務を進めていくために有用なツールの1つとして普及しつつあります。ここでは、VR技術を使ったテレワークのメリットや特徴、そしてVRツールを使うのにおすすめのアプリなどを紹介します。

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【目次】

そもそもテレワークとは?

テレワークとは「Tele = 離れた」と「Work = 働く」の造語で、時間・場所の制約がない環境で働くことを指します。そのテレワークにも大きく3つの種類に分けられます。ここでは項目ごとに解説していきます。

在宅勤務

在宅勤務は文字通り、自宅に居ながらにしてオフィスにいる社員たちとネット上で連絡を取りながら業務を行う事です。「自宅」での勤務が可能という点で、これから紹介する2つのテレワークと異なります。

サテライトオフィス勤務

サテライトオフィス勤務とは、本来勤務している会社から離れた場所に設けられているオフィスでの勤務になります。一時的な場所として設定されることが多いのが特徴です。例としてはレンタルオフィス・社内LANが設置されているスポットオフィスなどがそれに該当します。

モバイルワーク

モバイルワークとは、パソコンやスマホ・タブレットといったデバイスを使ってクライアント先・移動先で勤務する働き方のことを指します。コワーキングスペースで勤務をすることもモバイルワークに該当します。

VRを使ったテレワークのメリット

VR技術を使ったテレワークは様々なメリットをもたらします。ここでは項目ごとにメリットを紹介していくので、導入を考慮している場合に参考にしてください。

VRテレワークをするメリット①コスト削減

出社する社員が減ることによって交通費をはじめとするコストの削減につながります。例として、毎月1回の本社打ち合わせの際に全国から新幹線や飛行機での移動にかかる費用や宿泊費などを計算すると数十万以上の経費が必要になります。

しかしVRを使ってテレワークをすることによって、遠い場所でもあたかもその場にいるかのような状況で会議が開けます。移動費の他にも、VRツールを導入することによって業務に必要な情報がデータ化できれば、資料に必要な紙やインクといった印刷に必要なコストの削減も可能になります。

VRテレワークをするメリット②生産性の向上

テレワークの最大のメリットともいえるのが「場所・時間を選ばない」という点です。社員それぞれが自分の働きやすい環境で業務にあたることで生産性の向上が期待できます。生産性向上に必要な点といわれる「働き方の自由度を高めること」「業務のデジタル化」を解決する方法としてVR技術が採用されています。

また、単なるテレワークではなくVRを用いることで画像や映像を共有しながらテレワークを行うことが容易になります。これによって、お互いのイメージのすれ違いを減らせるため、効率よく業務を進めることができます。

VRテレワークをするメリット③従業員の定着が期待できる

テレワークが可能になることで、様々な背景の社員でも働きやすい環境が作れるのが特徴です。例えば家事や子育て、自身の病気・介護などで時間的にも制限されている人でも、働く場所や時間にある程度融通がきけば仕事を続けることも難しくありません。そのため、様々な背景の社員が定着しやすくなることがメリットとなります。

また、単なるテレワークであれば会社への帰属意識や同僚との仲間意識が薄れがちになり、退職に繋がるケースも多々ありますが、VRを用いることによって同じ空間で仕事をしている感覚を得られるようになるため、従業員の定着が期待できることが大きなメリットです。

VRテレワークをするメリット④通勤の負荷が軽減できる

出社しなくてもいいということは、通勤をしなくても良いという事になります。通勤に必要な時間がなくなることは時間の短縮だけでなく体力や精神面での負担軽減にもつながります。

毎日の通勤ラッシュを避けられるだけでなく、台風や大雨といった災害・異常気象の時であっても安全を確保できるのもメリットといえます。通勤に必要な時間を有効活用できるのもテレワークならではといえるでしょう。

VRテレワークをするメリット⑤人員不足の解消につながる

エン・ジャパン株式会社の調査によると「人材不足の状況」に関するアンケート結果で「人材が不足している部門がある」と回答した企業が9割にものぼりました。

参考:2019年「企業の人材不足」実態調査―『人事のミカタ』アンケート―

そこでテレワークを導入することによって、会社に通える範囲に住む人以外の人材を確保することも可能になります。その他、海外在住者や通うことが難しい状況の人も採用枠として含められることによって、人材不足の解消が期待ができます。

VRテレワークをするメリット⑥事業継続性の向上

事業継続性(BCP対策)もまた企業にとって大きな課題の1つです。テレワークを導入すると災害や感染症の拡大といった防ぎようのない事態でも、出社以外の方法で業務を継続することが可能になります。

昨今でいえば新型コロナウィルスの蔓延があっても、VR技術やその他のITツールを使うことで事業の中断を最小限に抑えることも可能になります。

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VRを使ったテレワーク導入の注意点

VR技術を使ったテレワークを導入する際にはいくつもメリットが存在しますが、注意点も把握しておくことをおすすめします。VRを採用したテレワークだからこその課題テレワーク自体の課題のそれぞれが存在します。それらの両方への対策をあらかじめとっておけば、スムーズに導入が可能です。ここでは項目ごとに注意点を挙げていきます。

導入の注意点①自社の導入レベルの把握

テレワークを導入する際には、まず自社の導入レベルをしっかりと把握することから始まります。総務省が出している「働き⽅改⾰のためのテレワーク導⼊モデル」では、テレワークの導入には3つのステージに分けて、課題と対策がそれぞれ挙げられています。

中でも「試行導入期」における最大の壁は、テレワークを導入に関して経営層を始め社内の理解を得られるかというところです。特に従来の働き方のみで不満を持っていない層にとって、テレワークを導入ことの意味を納得してもらう必要が第一の障壁と言えるでしょう。さらに、VR技術はテレワークよりもさらにバーチャル要素が強い技術なので、馴染みのない層にとっては必要度を感じてもらうことが難しい可能性すらあります。

そこで、VR技術を使ったテレワークを導入することで得られる「コストの削減」「生産性の向上」といった具体的な通知のほかに、従業員の負担軽減などメリットを説明していく必要があります。まずは試験的に無料ツールを使って仮導入をしてみるとといった取り組みを始めることがおすすめです。

導入の注意点②必要な設備・ツールの準備

VR技術を使ったテレワークの導入には、専用の設備やツールの準備が必要になります。特にビジネス用で使用するものは有料版のツールを使うことをおすすめします。サポートやセキュリティ・接続性の高さが無料版とは異なります。VR技術を使うのであれば、「VRゴーグル」「VR対応のパソコン」「マイク」といった設備を事前に用意しなければなりません。

ゴーグルやパソコン、マイクについては従業員に用意してもらうことは難しいため、基本的には会社から支給するといった形を取ることがおすすめです。

導入の注意点③情報漏洩リスクへの対策

場所を選ばずに業務ができるのがテレワークの最大の特徴でもあり強みですが、だからこその危険性をはらんでいます。それは「情報漏洩のリスク」です。コワーキングスペースやカフェといった公共の施設で無料のWi-Fiのインターネットにつなぐことで、第三者から除き見られてしまうリスクが生じるからです。

暗号化技術やVPNといった対策も十分可能ですが、どんな経緯で被害に遭ってしまうかは分かりません。まずは利用する従業員の意識、インターネットリテラシーをしっかりと持ってもらうことが不可欠です。

導入の注意点④サボる可能性がある

テレワーク全般に言える懸念点としてオフィスに集まって仕事をしている時に比べて、生産性が低下することがあり、VRを用いたとしてもその懸念は拭いきれません。他の人の目がないこと、生活空間と仕事空間が同じになってしまうことから、気が緩んでしまうものです。

もちろん、VRを用いることによって、同じ空間で仕事をしている意識が生まれ、通常のテレワークに比べると生産性が向上はします。しかし、その効果に頼るだけでなく、1日単位で業務の管理を行う定期的に業務の進捗を確認すると言った対策が必要になります。

導入の注意点⑤出勤する社員へのフォロー

テレワーク勤務を一部の従業員にのみ採用したときに起こりうる課題が出勤する社員が感じる不公平感です。テレワーク=楽、サボりという意識が社内の中で生まれてしまっていると、どうしても不満が生まれてしまいます。

たとえば、仕事の成果で一律で判断するであったり、全社員にテレワークか出勤かを選択式にするであったりといった形をとることによって解決を図りましょう。

ビジネス向けVRテレワーク・在宅勤務おすすめのアプリ・ソフト

VR会議アプリは一般向け・ビジネス向けなどに大きく分けられます。ここではビジネスシーンにおすすめのアプリやソフトを紹介していきます。

ビジネス向けVRテレワークアプリ①NEUTRANS BIZ

参考:https://synamon.jp/1750/

NEUTRANS BIZは「株式会社Synamon」が提供するVRアプリで、以下のことが強みとなっています。VR空間を複数人・リアルタイムでの共有を可能としているのが特徴です。

  • 顔の動き・身振り手振りを交えたコミュニケーションにより没入感がある
  • 360度の映像・3DCGなどビジュアルデータを使って情報共有できる
  • 研修・会議といったビジネスシーンにおいてカスタマイズが必要ない

多機能な上に手軽に導入ができるのがNEUTRANS BIZの強みです。

sample

参考:https://neutrans.space/biz/

研修や会議といったシーンでは、実際に目の前にいるかのような臨場感を持ったままコミュニケーションを取ることが可能になります。場所を選ばずにまるでお互いが同じ場所にいるような感覚を持てるのがVR技術の強みでしょう。

さらに資料などのデータもクラウド上で共有できるので、その場にいなかった人も後で会議の内容を把握することもできます。

プロジェクト推進でのNEUTRANS活用事例

引用:https://neutrans.space/usecase/

さらに複数人での利用にも特化しているNEUTRANS BIZはプロジェクトごとに専用の部屋を作成できるの、その場に必要なデータを展開できるだけでなく、その部屋の状態をそのままの状態で保存できます。

そのためプロジェクトごとに部屋を分けて管理できるので必要な情報は該当の部屋にアクセスするだけで知ることができます。

そしてテレワークにありがちな、コミュニケーションの希薄化もVRツールを使うことで、実際に会っているかのようなリアリティを体験できるため解決可能です。日本国内ではパソナ・KDDI・日本総研など有名企業が導入・活用しています。

ビジネス向けVRテレワークアプリ②rumii

参考:https://www.youtube.com/watch?v=3oL1uJkYM8w

rumiiはシアトルのIT企業Doghead Simulations社が開発したアプリで、ビジネス会議・教育ソフトウェア向けに開発されたものです。リリース直後から500を超える企業が登録したことから、注目度が高かったことでも知られます。

自身のアバターを作成して、ボイスチャットによるコミュニケーションを取ります。有料版では同時に最大20人がアクセスできるのが特徴です。

rumii_vr_3

参考:https://vr-360.net/blog/rumii_vr_170202.html

ホワイトボードを使ってのリアルタイム会議・画面共有を使った資料共有機能など、会議を行う上で必要な機能が備わっています。

参考:https://www.moguravr.com/rumii-vr/

VRヘッドセットでも利用可能ですが、パソコンからの利用も可能となっています。対応OSはWindows 10もしくはMac OS X 10.8以上であることが条件です。現在はスマホからのアクセスも可能となっているので、さらに自由度が高い作りとなっています。

ビジネス向けVRテレワークアプリ③VIVE SYNC

参考:https://www.youtube.com/watch?v=TnNC1rm5N6Y&feature=youtu.be

スマホやVRヘッドセットの開発でもお馴染みの台湾の企業「HTC」が提供するVIVE SYNCもビジネスシーンでの活用におすすめのアプリです。

VIVE Pro Eyeを使えば、「アイトラッキング機能」と「リップトラッキング機能」を使って目と口の動きを再現できるので、さらにリアリティのあるコミュニケーションを可能としています。

使いやすさに特化しているのも強みで、ファイルの共有はMicrosoftの「Onedrive」を利用できるほか、会議の招待・ログインを「QRコード」で行えるなど使いやすさも徹底しています。

さらに初期導入時の設定もアプリで自動的にできるので、初めてVRアプリを導入する上での懸念もなくなるでしょう。

一般向けVRテレワーク・在宅勤務におすすめのアプリ・ソフト

一般ユーザー向けのアプリには、ユーザー同士でのコミュニケーションを楽しんだり、バーチャルイベントの開催を目的として作られたものが多いです。ここではその中でも代表的なアプリを紹介しましょう。

一般向けVRテレワークアプリ①VRchat

参考:https://www.youtube.com/watch?v=PWLPw4RE9Ig&feature=youtu.be

VRchatは世界中で最も勢いがあるといわれているVR SNSです。何といっても自由度の高さが最大の特徴で、自分の好みや目的に合わせたアバターやワールドを作成できます。

その他、自分の会議スペースも作ることができるので、ユーザーが作り上げる空間ともいえるでしょう。ボイスチャットはもちろんのこと、ボディランゲージ・アイテムを使ったコミュニケーションなどもできるので、自分がゲームの世界にいるかのような臨場感が得られます。

ビジネス向けVRテレワークアプリ②Altspace

参考:https://www.youtube.com/watch?v=esgZ8vBkV0U&feature=youtu.be

Altspaceはマイクロソフト傘下でサービス提供されている一般向けのVRアプリです。サービス自体は無料で利用できるのが特徴なので、気軽にVR体験ができるのがと特徴です。導入も簡単で、VR機器を準備すれば、マイクロソフトアカウントがあればすぐに利用可能です。

Altspace-VR-meeting

参考:https://onetech.jp/blog/what-is-altspace-vr-12139#AltspaceVR1

Altspaceはゲーム性よりもコミュニケーションに重きをおいたツールで、アバターを用いて知らない人との会話が楽しめます。マイク機能を使えばボイスチャットで会話ができるので、離れている場所でもまるで目の前にいるかのような臨場感のある体験ができます。

まとめ

VRツールを導入した上でのテレワーク・在宅勤務について解説しました。VR技術を用いたテレワークは、従来のような働き方を再現したような臨場感ある空間で業務ができる他、出勤が不要になることのコスト削減や社員の負担軽減にもつながります。

またテレワークにおけるコミュニケーションの希薄性も、VRツールを使うことで解決できます。VR技術を導入することにあたってのメリットは数多くあるため、テレワークの新しい試みとしてぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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