今回はユーミーClassさんが販売を手がけられた、鵠ノ杜舎のようにハイエンドな物件をVRコンテンツで紹介するにあたって、どうやってお客様に訴えかけるコンテンツを制作すればよいか、その作り方を共有します。
※スペースリーの不動産物件のVRサンプル。画面の「Switch」のボタンを押すと、ホームステージング後の写真が表示されます。VRを使うとこういったことも可能です。具体的な不動産のVR活用事例はこちらの資料をご参照ください。
Spacelyは360度画像をVRコンテンツ化するだけでなく、コンテンツ内にコメントや写真などを埋め込むことができます。各種埋込はすべてVRアクション編集から埋込可能です。
コメント埋込は、プロジェクト一覧>歯車マーク>VRアクション編集>「i」マークから挿入することができます。詳しくは上記の画像を参照して下さい。
コメントを埋め込む際には、部屋の細かいこだわりや強調したい内容、補足事項などを入力します。
お客さんから見るとわからない部分も説明書きがあることで理解できるようになります。
鵠ノ杜舎のコンテンツでは、階段の音が伝わりにくい工夫がされている部分でコメント埋め込みを使われていました。
写真埋込は、360度写真の中に通常の写真を埋め込むことができるという機能です。
こちらもコメント埋込同様、プロジェクト一覧>歯車マーク>VRアクション編集>「カメラマーク」から挿入することができます。
写真の埋め込みは、通常は扉やクローゼットの開け締め、また備え付けの電化製品の詳細などをわかりやすく伝える場合に用います。
鵠ノ杜舎のコンテンツでは、生活感がわかるように人が生活している様子を写真として埋め込んであります。
動画埋込は、Youtubeで配信した動画をコンテンツ内に埋め込むことができます。
プロジェクト一覧>歯車マーク>VRアクション編集>埋込詳細ボタン>「ビデオマーク」から挿入することができます。なお、動画はVRモードでは再生できず、360度画像閲覧時に見ることが可能です。
鵠ノ杜舎のコンテンツでは、テレビで紹介された様子を動画で紹介しています。
その他にも外部リンクの埋込やWebページの埋込(埋め込むページ側で埋め込みが許可されていることが必要)などを行うことも可能です。
手間はかかりますが、一度リッチなコンテンツを作成するとその後も長く使えるので、お客さんに必要な情報は極力盛り込むようにしましょう。
30分で解説!360度カメラの選び方・撮影のポイントを1つの冊子にまとめました。資料ダウンロードは「5000事業者以上へのVR導入実績!事業者向け、360度カメラの選び方と効果的な撮影方法」よりお願いします。
360度写真も通常の写真同様に画質の編集が可能です。スペースリーでは標準で画質調整を行うことができます。
詳しくはSpacely 初級編:VRコンテンツを明るくする方法にも記載していますが、特に画像が暗かったり、明るかったりした場合にはフォトエディターのLightingから明るさを調節することが可能です。
また、同じ景色でも昼と夜で見え方が全く異なる場合があります。夜景がきれいなスポットでは昼夜切替の表示で、昼の景色と夜の景色の両方をお客さんにお見せすることができます。
鵠ノ杜舎のコンテンツでは、昼夜切替や近隣公園の桜が咲いている時期と通常の時期の切替シーンなどを使っています。
物件だけではない、その土地の魅力を十二分に伝えることができます。
シーン切替の方法について詳しくはSpacely初級編:360度VRコンテンツの日中/夜景、オープン/クローズなどのシーン切替方法をご覧ください。
ハイエンドな住宅を販売する際、お客さんが気にするのは室内の様子だけではないこともあります。
屋外の様子や近隣の公共施設等を含めた街の環境も気になる部分です。
スペースリーではフロアマップを1コンテンツ当たり4枚まで登録できるので、近隣の地図を登録して撮影することで広範囲をコンテンツの対象とすることができます。鵠ノ杜舎のコンテンツでは、近隣の公園と神社まで撮影されています。
リッチなコンテンツを作成するには手間がかかります。
ただ作り込んだ分だけ、お客さんの欲しい情報や事業者側の物件に対する愛情は必ず伝わりやすくなります。