(2017年7月7日内容を一部更新しました)
2016年現在、スマホVRは気軽に楽しめるようになってきました。しかし、下のようなウェブブラウザ上でのVR表示は、webGLという3d表示のための標準仕様が使われるため、webGLに対応したスマホを使う必要があります。
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今回は、そんなwebGL対応機種の日本での普及度合い、また、必要なブラウザのソフトウェア、また、その他の注意点(ヘッドセットやスマホの大きさ)をまとめました。
2016年現在、webGLを動かすためには、
iOSならiOS8以上、Androidなら基本的にはAndroid4以上
のOSで対応できることになっています。使用するウェウブラウザのバージョンによっても変わりますが、スマホの機種としてはこのようになっています。2016年11月の段階でのデータを見ると、日本国内スマホ全体の98%以上が対応していると言えます。
・IOS
(https://developer.apple.com/support/app-store/)
(http://qiita.com/ShinChan/items/e9c9e53f3898bc76f2be)
・Android
2016年現在、Androidスマホの98.2%がAndroid4以上です。
以上から、日本国内においてiOSとAndroidが全体の99.5%とほぼすべてを占めていることを考えると、国内全体のスマホの98%がWebGLに対応していると言えます。ちなみに、わずかに存在するWindowsスマホも、最新のものはWebGLに対応しています。
皆さんのスマホのOSで問題無いはずでも、webGLが機能せずVRを楽しめない場合があります。その主な理由として、ブラウザのバージョンを更新していないためにブラウザが古い場合があります。ブラウザは最新のものに更新しましょう。設定方法としては、各自のスマホの「設定」からアプリの状況を見ると確認できるかと思います。対応しているブラウザとバージョンについては、以下のような状況です。
なお、iPhoneの場合はSafari、Androidスマホの場合はChromeを使うことを推奨します。
・Google Chrome for Android
バージョン30から標準で有効になっています。ただ、スマホやタブレットなどの端末によっては、Google Chrome for AndroidのGPUブラックリストに含まれているためWebGLが動作しない場合があるようで、注意が必要です。詳細は省きますが、各自でURLアドレスバーから「chrome://flags」と入力して、設定を進めることで可能になりますが、ここでは詳細を省きます。
・ Firefox for Mobile
Androidスマホがバージョン4の場合には、Firefoxを更新して確認してみてください。
・ Safari
iOS 8以降であれば、Safariでも問題無く動きます。
・ Internet Explorer Mobile
バージョン11以降ですと問題無いです。
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注意点として、格安スマホの場合など、バージョンだけの問題でなく、スマホの処理が極端に低くて遅い場合もあります。その場合は、動きがスムーズにはならないので、注意が必要です。
また、VRとして空間の中にいるように見る2眼VRモードの場合は、ヘッドセットが必要になります。ヘッドセットについては以下の記事をご参考ください。
参考:
2017年春現在出ているVRヘッドマウントディスプレイ・ゴーグルまとめ
また、十分なVR体験をする上で、スマホのサイズもある程度の大きさがあったほうがベターです。実感値もありますが、5インチ程度以上が適しています。それ以下だと没入感が薄れてしまう場合が多くなります。
2016年時点で国内スマホの98%以上でwebGLは動作し、ブラウザでも誰でも気軽にVRを楽しめる状況にはなっています。
インフラは揃ってきているということで、今後スマホブラウザの能力に適した形で面白いコンテンツがたくさん出てくれば、一層スマホVRが進む準備はできているといえるでしょう。
これからの進展に期待ですね。
参考リンク:
VRの基礎知識についての記事一覧
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