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360度撮影のために必須な一脚の選び方

360度カメラでの撮影に欠かせないのが一脚です。あらゆる方向を撮影する360度撮影では、カメラを手持ちしたり机などの上に置くと、どうしても下方向に違和感が生まれてしまいがちです。というのも、360度カメラは近くを撮るとスティッチング(画像の切り替え)がうまくいかないようにできているためです。

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その違和感を解決してくれるのが一脚です。

一脚を使うことで、上の画像のようなスティッチング(画面の切り替え)の違和感をかなり薄めることができます。360度カメラは一脚と一緒に使ってこそ真価を発揮すると言えるでしょう。今回はそんな一脚の選び方をご紹介。

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一脚は用途によって以下の二種類を使い分けるといいでしょう。

自立するもの

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一つ目は自立するものです。このタイプは一脚の下に小さい三脚が付いています。デジタルカメラを乗せるときは安定性に不安があるのですが、現在市販されている360度カメラは軽量で小さなものが多いため、あまり気になることはないでしょう。

選ぶポイントは二つ。

・人間と同程度の視点、160cm以上の高さまで伸ばすことができるもの

(VRで楽しむときに撮影した視点と自分の視線の高さが大きく異なると違和感が生まれるため)

・下部の三脚の部分の作りがしっかりしているもの

(倒れてしまわないため)

この二つをまずチェックしておくべきです。

 

また、雲台(カメラを取り付ける部分)のサイズが大きいと、若干写り込んでしまうこともあります。360度カメラの場合は、雲台がなくても安定するので、取り外しできるもののほうが使いやすいです。

ちなみに、立てるのなら三脚でいいのでは?という疑問が生まれてくるのももっともなのですが、三脚の場合はやはりカメラ下部に脚が写り込んでしまい、若干の違和感が発生してしまいます。それを防ぐために、一脚を使うほうがベターだと断言できます。

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手持ちで使うもの

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もう一つは、手持ちで使うものです。一脚というより自撮り棒のイメージが強いでしょうか。日中の明るい場所をとるときや、動かないものをとるとき(つまりシャッタースピードが遅くても問題ないとき)はこちらのほうが便利です。手持ちで使うものは比較的安価なもので構いませんが、カメラの取り付け部分で角度が変更できるものがいいでしょう。360度カメラはきちんと地面に対して垂直に立てたほうが綺麗に撮影できるためです。(傾き補正に関してはこちら(傾いてしまった360度写真を簡単に補正する方法もあわせてどうぞ。)

一脚の下にネジ穴が付いているものだと、市販の三脚と組み合わせて使うことができます。

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安定性・剛性に若干の不安は残りますが、手持ちの一脚と、小さな三脚を持ち運ぶことで臨機応変に対応することができます。バッグに入れて持ち運ぶにはこちらのほうが楽です。

まとめ

・一脚は自立するものと手持ちで使うものとの二種類
・自立するものは安定するがかさばる、手持ちは剛性に不安
・立てて使う場合は人間の顔の高さまで伸ばせるものを!

 

一脚は360度撮影の必須アイテムです。是非一脚を購入して違和感の少ない360度写真を撮りましょう!!

参考リンク:
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