【2021年最新】VR英会話について徹底解説【サービス8選も紹介】

近年ゲーム機のみならず、企業や医療業界にも導入されつつあるVR(バーチャルリアリティ)。

実は既に英会話業界にも導入されています。

最近はビデオチャット形式のオンライン英会話が主流なので、VR英会話のサービスはそこまで多くはありません。

しかし、英会話業界にもVRの輪が徐々に広がりつつあります。

ここではVRを使った英会話の特徴や可能性を解説していきます。

VR英会話とは

VR英会話とは仮想空間で体験できる英会話です。

ここでは、VR英会話の持つ特徴と必要な機材について解説していきます。

VR英会話の特徴

VR英会話には、大きく分けて2つの特徴があります。

1. まるで海外にいるかのような擬似体験ができる

VR英会話の最大のポイントは、擬似体験ができることです。

VRゴーグルをつけることで、視界が360度、仮想空間に早変わりします。

せっかく英会話を勉強するなら、海外に行った様な気持ちで取り組みたいですよね。

VR英会話だと、日本にいながら”海外にいる自分“をあっという間に作り出すことができます。

2. AIによる英語力の判定が可能

VR英会話が近年注目されている大きな理由の1つが、AIを使った英語力の判定です。

AIとは、人工知能のこと。AIを英会話に導入することで、単語の発音やアイコンタクトなどのスコアを判定してくれます。

VR英会話は仮想体験をするだけでなく、AIのスコアをもとにどこを修正すればいいかがわかるため、しっかりと勉強に役立てることができます。

VR英会話に必要なもの

VR英会話に必要なものは、専用のゴーグルです。

画面操作をする場合は、コントローラーも必要になります。

しかし、VRの機器を全て揃えようとすると、高額な買い物になってしまいますよね。

安心してください。

一部のVR英会話サービスでは、必要な機器を貸し出してくれます。

最初から全て買い揃える必要は無いので、安心してVR英会話に取り組むことができます。

VR英会話の種類

VR英会話は大まかに3種類あるので、1つずつ解説します。

1. VR英会話アプリ・ソフト

VR英会話のアプリやソフトは、携帯やパソコンにダウンロードして使うことができます。

形式としては、自分で学習を進めるタイプが基本となっています。

主なシチュエーションは、旅行体験や気軽な日常会話など。

旅行中や外国人との日常会話などで不自由しないレベルの英会話を習得したい方には、VR英会話アプリやソフトは非常におすすめです。

2. VR英会話教室

VR英会話教室は、日本人に向けたカリキュラムが作られたサービスとなっています。

そのため、みっちり取り組むことができるのが大きな魅力です。

大手の教室も徐々に導入し始めています。

また、VRゴーグルを持っていない人に貸し出ししてくれるサービスや、教室に通ってVR英会話を実践するスタイルの教室などがあります。

海外でのビジネス経験を志している方にとっては、より実践的で濃密なVR英会話教室がおすすめ。

3. YouTube

YouTubeのVRコンテンツは実際に会話をすることはできませんが、リスニングの強化に最適な教材。

再生速度や字幕設定も自分で選ぶことができるので、自分に合ったトレーニングをすることができます。

VRでの英会話学習に興味はあるけれど、英会話学習のハードルが高いと感じている人は、YouTubeでの学習がおすすめです。

VR英会話をおすすめする理由3選

VR英会話のおすすめポイントを説明していきます。

1. リアルな世界を体験できる

VR英会話の醍醐味は、なんといっても海外で英語を喋っているかのような擬似体験ができるところです。

通学制の英会話教室やオンライン英会話では、海外の先生と話せることが特徴として紹介されています。

すごく魅力的な特徴ではありますが、実際に英語を喋ったり聞いたりする場所は、いつもの見慣れた空間ですよね。

しかし、英語を喋るシチュエーションは教室や家でもなく仕事場や海外。

人は環境が変わると緊張してしまいがちです。

VRの世界で英語を聞き取ったり喋ったりしていると、自然と口や耳が反応するようにトレーニングすることができますよ。

2. 記憶に定着しやすい

人間はリアルな世界を体験することで、映像と共にその場の記憶が残りやすくなります。

初めて外国人に道を聞かれた時など、インパクトの強いシチュエーションは鮮明に覚えていることが多いですよね。

VR英会話では、仮想空間を作り出すのでその特徴を存分に生かすことができます。

自分がまるで海外にいるような体験をすることで、記憶に定着する学習ができます。

3. 周りの目を気にせずに楽しめる

「英語を喋っている時、周りの人にどう思われているかな？」

「自分の発音って本当に通じてるかな？」

いざ海外に行って英語を話したり、海外の人と話したりする時にこう思ったことはありませんか？

不安を抱えたまま話すと、自分の力を100%発揮するのは難しくなってしまいます。

VR英会話なら自分一人だけの空間に没頭できるので、周りにどう思われているかを気にせず会話の練習に集中することができます。

VR英会話のデメリットとその解決策

VR英会話にはまだ世間一般に浸透していないこともあり、デメリットもあります。

しかし、VRは勢いのあるジャンルなので、デメリットはこれから解消される可能性が非常に高いです。

1. 選べるサービスがまだ少ない

ここ最近、オンライン英会話がより注目されるようになりました。

それに比べVR英会話を取り扱っているサービスは、まだまだ少ないと言えます。

オンライン英会話は、2010年代前半の時点では教室に通う英会話教室の方が主流でした。

しかし、5年後や10年後には技術がさらに発展してオンライン英会話の様に色々なサービスの開発が期待できます。

2. 画質が悪い

今はまだVRツールの開発が進んでいないので、画質があまり良くありません。

なぜならVRは値段が高く、質で勝負する時期ではないからです。

しかし、これから一般家庭に広く浸透していくことで質での勝負になっていくと予想されます。

そのため、画質の良さを競う会社も増えて将来的には大幅な改善に期待ができます。

3. 行動型のVRだと、行ける範囲が限られている

VR英会話では仮想空間の中を歩き回れることが魅力の1つです。

しかし、行動範囲が限られているのが現状の課題点。

PCなどのデバイスが日夜アップデートされるのと同じように、VRもアップデートが行われており、近い将来解決すると予想できます。

おすすめのVR英会話学習ツール7選

VR英会話を始めるにあたって、おすすめの学習ツールを7選ご紹介します。

1. Oculus Quest（オキュラス クエスト）で遊べる『Mondly』

画像引用：Mondly

英会話の練習アプリです。初級・中級・上級の3つのコースがあります。

日本語でのチュートリアルがあるので「英語をこれから始めたい」という人にもおすすめ。

公共交通機関でのシーンやホテル、レストランでのシーンなどを自分で選んで練習できるのがMondlyの魅力です。

2.スマートチューター

画像引用：スマートチューター

スマートチューターは、オンラインの英会話サービスです。

スマートチューターの最大の特徴は、AIがあなたの発音やアイコンタクトのチェックをしてくれるところ。

レベルは2段階あり、初級プログラムと中級プログラムから選ぶことができます。

さらにVR機器を持っていなくても無料で貸し出ししてくれるので、気軽に受講することができます。

スマートチューターでは期間限定で10,000円オフのキャンペーンを開催中。

また、10日間の無料体験もできるので、VR英会話を試してみたい人はぜひ申し込んでみてはいかがでしょうか。

3. 仕事ですぐに使える『売り場のやさしい英会話VR』

画像引用：売り場のやさしい英会話

外国人観光客に接客販売をしている人に向けて作られた教材です。

売り場での英語を徹底しており、すぐに実践で使えるセンテンスを学ぶことができます。

教材は買い切り型で、iPhoneアプリをダウンロードするだけ。

組み立て式のVRゴーグルが付属でついているため、わざわざゴーグルを買う必要はありません。

その他にもテキストやCD、復習テストがついており、自分のペースで学習できるできることも魅力です。

4. YouTubeで学習『バイリンガール』

画像引用：バイリンガール

英語ユーチューバーとして有名なバイリンガル、ChikaさんのVR体験シリーズです。

レッスンビデオから旅行ビデオ、ライフスタイルまで幅広いジャンルを網羅しているのが特徴。

VRビデオではメルボルンのカフェや野外イベントをレポートしており、実際に旅行しているような気分も味わうことができます。

日本語で喋っているシーンもありますが、ほとんどは英語でビデオが構成されているのでリスニングの練習に活用できます。

5. ソーシャルVRチャット『VRChat』

画像引用：VRChat

VRChatでは世界中の人たちとコミュニケーションを取れるソーシャルサービスです。

Steamというパソコン用のゲームを販売しているサイトから、VRChatのダウンロードが可能。

VRChatの中には様々なワールドが用意されており、その中でボイスチャットを楽しめます。

日常的な英会話を実践する場としては十分な役割を果たしてくれるでしょう。

 6. ロゼッタストーン『Premium Club』

画像引用：ロゼッタストーン「Premium Club」

Premium Clubとはロゼッタストーン・ラーニングセンターが提供している、会員制語学スクール。

VR英会話のレッスンはプレミアムクラブのメンバーだけが利用できます。

Premium Clubは全国各地オンラインでも受講が可能で、VRを使ったレッスンは東京の歌舞伎座タワーに行く必要があります。

ビジネス経験豊富なプロのもとで学習することができ、英会話だけでなくビジネスマインドも身につけたい人におすすめ。

7. 英語教育プラットフォーム『immerse』

画像引用：immerse

教育機関に向けて展開しているサービスです。

immerse(イマース)では、学習者たちが空港やオフィスなど、現実世界に近い仮想空間を体験することができます。

他のVR英会話と違う点は、グループレッスンを展開できるという点。

学習者同士が協力し合って課題に挑戦することで、留学先での授業を受けている様な感覚を味わえます。

VR英会話で周りとの差をつけよう！

VR英会話はたくさんの可能性を秘めているので、これからの発展がますます楽しみですね。

コロナ禍が終わった後に備えて、メキメキと英語力をアップしませんか？

今からVR英会話を始めて、周りの英語学習者と差をつけましょう。