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そろそろVRはじめませんか – 第11回 360度撮影する物件の優先順位のつけ方

新築マンション1棟のタイプ別360度VRコンテンツの例

この記事は全国賃貸住宅新聞「そろそろVRはじめませんか」第11回(2018年3月26日掲載)の内容をベースにしています。

 

360度撮影する物件の優先順位のつけ方

VRを導入する不動産会社様にとって、リソースが限られている中で、どの物件から優先的にVRコンテンツ化していくべきかという問題があります。

今回は、VRコンテンツ化対象物件の優先順位をつける上で考慮すべき3つのポイントについて解説します。

 

均質的な間取りのアパート・マンションは使い回しやすい

マンションの内見の写真

マンションの一室を撮影し、コンテンツにしておけば、同タイプの部屋が空き予定になった場合にも使い回すことができる。

タイプ数の少ない、均質的な間取りのアパート、マンションであれば、1室を360度撮影して、VRコンテンツにしておけば、他の部屋で空きが出た時にも使い回ししやすくなります。
空き予定の状態でも室内をわかりやすく伝えることができることで、お客様が決めやすくなることが期待できます。

ただし、厳密には同じ部屋ではありませんので、お客様に誤解をさせないよう説明することが重要です。

 

顧客からのリクエストベース

転勤者や地方の学生など、遠隔地からお部屋探しをするお客様の場合、時間的、金銭的な問題で気軽に現地での内見をすることが難しい場合も多くなります。

お客様からのリクエストがあった物件を360度撮影、VRコンテンツ化し、URLをメールやLINEなどで共有することで、成約率を約20%高めた事例もあります。成約率が高くなれば、その分撮影制作にかける費用を回収しやすくなります。

ただし、顧客のリクエストベースで行う場合は、自社管理物件以外の物件も対象にする必要が出てくるかもしれません。

 

新築物件

新築物件の写真

新築物件をコンテンツにするのは、容易かつ、最高の状態の写真をお客様に提供できる。

未入居の新築物件であれば、綺麗な状態で撮影ができますので、初回のリーシングだけでなく、2回目以降の募集でも制作したコンテンツを活用できます。また、複数タイプをまとめて撮影できるので、効率的です。

投資用マンションのディベロッパーの事例では、制作したコンテンツを分譲の販売活動で使用し、その後の賃貸管理でも活用しているケースもあります。

ただし、新築の一番良い状態のコンテンツを使うことになるので、お客様に誤解をさせないよう丁寧な説明が求められますし、数年経ったらやはり撮影し直すことも検討する必要があるでしょう。

 

まとめ

物件のVRコンテンツがたまってくると、業務効率化や成約率向上のための効果的な運用ができるようになるだけでなく、データが蓄積されることで、顧客の閲覧データ分析など、新しい活用方法も考えられるようになります。
うまく優先順位をつけて効率的にVRコンテンツの蓄積をし、有効なデータ資産として使いこなすことができれば、強力な武器にすることができるでしょう。

 

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