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Spacely中級編:様々な設定や編集機能を使ったVRコンテンツの作り方

前回の記事、Spacelyの使い方 – 簡単なVRコンテンツの作り方基礎編では、標準的な360度VRコンテンツを制作する基本的な方法や設定について解説しました。今回の記事では、Spacelyを使って360度VRコンテンツを制作する際の、より細かい設定について説明します。

 

1. コンテンツ制作時の設定

1)全般設定(ステップ1)

その他設定

・FOVの設定

ステップ1では、FOVを設定することができます。FOVはField of Viewの略語で、視野角を表します。FOVが大きければ大きいほど、一度に見える視界は広くなります。


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FOV 40、最小10、最大70の場合


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FOV120、最小90、最大150の場合

この2つを比較すると、FOVによって見える範囲が全く異なることがわかって頂けると思います。

デフォルトではFOV 90、FOV最小値 40、FOV最大値 90となっており、特に好みがなければこの数値は変更する必要はありません。

 

・開始時にシーン一覧を表示する

このボックスにチェックを入れると、プロジェクトの再生開始時、目の前の各シーンの入口となるサムネール画像を表示しないようにできます。
トップ画面から特定の順序でシーンを見せていきたい場合などに便利です。コンテンツの構成の好みによって設定してみて下さい。

 

・シーン一覧をスクロール形式の表示にする

このボックスにチェックを入れると、シーン一覧のサムネールをスクロール形式で表示することができるようになります。
スクロール形式表示の詳しい活用方法に関しては、以下の参考記事をご覧になってみて下さい。
参考:戸建物件などシーン数が多い360度VR内見コンテンツの作り方(Spacelyの使い方応用編)

 

・コンテンツ閲覧ガイドを出す

このボックスにチェックを入れると、スマホ、タブレット時とPC時とそれぞれについて、画面の操作や閲覧方法のガイドをコンテンツに入れることができます。コンテンツの右上に「?」マークが表示されます。

 

・コンテンツを自動回転表示する

このボックスにチェックを入れると、VRコンテンツを開いたときに自動でコンテンツが回転する設定になります。
HPなどに埋め込むときにこの設定にしておくと、ただのパノラマ写真ではなくVRコンテンツだとお客様に気づいてもらいやすくなります。

 

・お問い合わせ用のボタンを常時出す

このボックスにチェックを入れて、お問い合わせ用ボタンのリンク先を設定すると、コンテンツの右上に「お問い合わせはこちら」というボタンが表示されるようになります。
このお問い合わせ用ボタンはカスタマイズ可能で、ボタンにしたい画像をここからアップロードすることが出来ます。
お問い合わせ用ボタンの画像は、404×110ピクセルに自動的にリサイズされます。

 

2)アップロード作業(ステップ2)

ステップ2の画像アップロード作業のタイミングで、画像に加工処理を加えることができます。写真の編集ボタンをクリックすると、このような編集画面に移行します。
この画面では、写真全体の明るさや彩度の調整、シャープ度の調整などが可能です。

また、アップロード後の写真の順番を変更することも可能です。サムネール画像をドラッグするだけで、簡単に並び替えることができます。

 

3)各シーンの設定(ステップ3)

ここでは、更に細かい写真の編集ができます。
以下のマニュアル動画で、編集の流れを簡単に説明します。

・処理画像補正

ここでは、ぼかし処理やテキストの挿入を行うことができます。
また、360°写真には必要でない車や第三者の顔などが映り込み易いので、一部分のみの修正を行って消去できるようになっております。

 

・切替シーン追加


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ここでは、上のコンテンツサンプルのように、1つのシーンと対になるシーンを追加することができます。
ビフォー/アフター、収納などのオープン/クローズ、昼間と夜景のシーン切替などの設定が可能です。
「三段階切替」を選択すると、切替シーンを2枚追加することができるようになります。

 

・シーンの開始位置の設定

この設定を使うと、指定した位置からシーンをスタートさせられる設定ができます。

 

4)各シーンにVRアクション追加

SpacelyのVRアクション設定

VRアクションを追加するステップで、360°写真の空間内にYouTube外部リンクの埋め込み、外部サイトをiframeで埋め込むことができます。画像左上、左から4つ目のアイコンをクリックすると、下にYouTubeと外部ページのリンク、外部サイト埋め込みのアイコンが展開するので、ここからそれぞれを空間にドラッグすることで埋め込みが完了します。

Spacelyの使い方 – 簡単なVRコンテンツの作り方基礎編で紹介したように、シーン移動写真コメントキャプションの埋め込みと同様、簡単な操作で設定が可能です。

 

2. 編集編

Spacelyにアップロードしたプロジェクトは、アップロード後にもいつでも編集が可能です。
トップページの右上、マイページをクリックすると、過去にアップロードしたプロジェクトの一覧が表示されます。

サムネイル

各プロジェクトのサムネイル画面から、以下の操作が可能です。

 

1)発信アイコン

発信

「発信」のアイコンをクリックすると、QR/埋込コード/URLの表示や、遠隔接客用URLの発行、360度画像一括DL、静止画抽出、動画作成などの機能を使うことができます。

・QR/埋込コード/URLを表示

QRコード画面
発信アイコンから選択またはプロジェクトのサムネイル画面右下に表示されているQRコードをクリックすると、QRコードやiframeでの埋め込みコード、URLなどが表示されます。

紙媒体で配りたい際に便利なQRコードや、ホームページに貼り付ける際に使うコンテンツの埋め込みコードを取得できます。

・遠隔接客用URLの発行

遠隔接客用URL

遠隔接客に用いる送信者用URLと受信者用URLを発行することができます。
また、URLだけでなくQRコードも表示されます。

・360度画像一括DL

「360度画像一括DL」をクリックすると、プロジェクトの360度画像が全て一括でzipファイル形式でダウンロードされます。

・静止画抽出/編集

ここをクリックすると、360度画像から通常の静止画画像を切り抜いたり、抽出した静止画をサイズを指定してダウンロードしたりすることができます。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
「360度画像から通常の画像を切り抜きできるようになりました!」

・動画作成する

ここをクリックすると、VRコンテンツから自動で各シーンをぐるっとまわる動画が作成されます。
SEO対策に効果のある動画コンテンツをSUUMOやHOME’Sに掲載することができます。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。

「VRコンテンツから物件紹介の動画を自動で生成」

・Facebook、Twitter、LINE

SNS発信
サムネイル画面左上に表示されている矢印アイコンをクリックすると、マイページから移ることなく、すぐにFacebookやTwitter、LINEに投稿してシェアすることができます。

 

2)歯車アイコン

歯車アイコン

サムネイル画像右上の歯車アイコンから、プロジェクト編集、VRアクション編集、フロアマップ追加(編集)、コピー、削除など、プロジェクトを作成する際に設定した内容を再度編集することができます。

また、コンテンツにタグ付けをしたり、360度画像を一括でDLしたり、プロジェクト情報を見ることもできます。

・タグ

コンテンツに対して、事前に登録したタグの中からタグを選択してつけることができます。
プロジェクト一覧画面で、タグによって検索することが出来ます。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
「スペースリーマイページの使い方 -プロジェクトへのタグ付け・タグによる検索」

 

・プロジェクト各種情報

各種情報
IDやURL、登録した住所やコメント、シーン数や撮影日、作成日、編集日などプロジェクトに関する各種情報を閲覧することが出来ます。

 

3)公開/所有者設定

サムネイル画面下部に表示されている公開設定や所有者をクリックすると、公開/所有者設定を変更することが出来ます。
詳しくは、以下の記事をご覧下さい。
「スペースリーマイページの使い方 -公開/所有者設定」

 

まとめ

Spacelyでは以上のように、画像のアップロードや管理だけでなく、画像の明るさ調整や画像補正、シーンの開始位置の設定など豊富な設定機能があります。また、マイページからの編集画面でいつでも編集が可能です。これらの機能を使いこなして、ぜひ物件の魅力を伝えるコンテンツを作ってみてください!

Spacelyのページはこちら>

参考リンク:
360度VRコンテンツ制作ソフト「Spacely」の使い方の記事一覧
360度VRコンテンツ制作ソフト「Spacely」の使い方に興味がある方はこちら

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