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Spacely 初級編:簡単なVRコンテンツの作り方基礎編

(2018年1月10日一部更新しました)

Spacelyは、VR制作用のクラウドソフトです。リコーシータなどの360°カメラで撮影した360°写真をアップロードするだけで、ウェブブラウザで再生可能なVRコンテンツが作ることができます。

PCだけでなくスマホやタブレットからでも製作・編集が可能で、直感的な操作で誰でも簡単にコンテンツ作成が可能です。アプリをダウンロードする必要はなく、通常のウェブブラウザで閲覧できるので、コンテンツを共有するのも簡単です。不動産、観光、アートなど、幅広い分野で活用されています。

 

このようなVRコンテンツが簡単に作成できます。

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Spacelyで作られたVRコンテンツの機能の説明・見方については、こちらの記事をご参照ください:Spacelyの使い方 – コンテンツの見方編

以下の動画は、Spacelyを使って基本的なVRコンテンツを作る方法をステップ毎に紹介したものです。

今回の記事では、SpacelyによるVRコンテンツの作成手順をステップ毎にまとめました。なお、不動産の内覧での利用を想定して、賃貸物件の360°写真を使ってコンテンツを作成しています。

ステップ1:アップロードする写真を用意

360°カメラで写真を撮影しましょう

三脚に固定されたシータ

SpacelyでVRコンテンツを作るには、まずは360°写真が必要です。

撮影の際には、是非こちらの記事、リコーTHETAでかんたんに上手な360°写真を撮る〜使い方の基礎〜を参考にして下さい。

 

リコーシータ以外のカメラの場合の注意点:写真がスティッチングされているかを確認

SpacelyはアップロードするだけでVRコンテンツを自動生成するサービスですが、アップロードする前に写真のスティッチングが必要です。

一般的に市販されている360°カメラ(リコーシータやGear 360など)は、180°以上の画角の魚眼レンズが前後に2つ搭載されています。一度撮影すると前後それぞれ1枚ずつの写真が生成されるので、この2枚をつなぎ合わせるスティッチングという作業が必要です。

リコーシータの場合は、写真を撮ってスマホやパソコンに転送する際に自動でスティッチングが行われるのですが、Gear 360やInsta360 Oneの場合、撮った写真をMicro SDから直接パソコンに転送する場合などにはスティッチングが行われません。一度アプリを通してスマホに転送することでスティッチングが行われるので、この作業を忘れずに挟むようにしましょう。

360°写真をメールで送る場合には圧縮されないか注意

スマホにある360°画像をパソコンに転送する際にも注意が必要です。メールなどで転送する際、画像が圧縮されてしまう可能性があります。綺麗なVRコンテンツを作るために、スマホからパソコンに画像を送る際にはUSB接続などで直接転送することを推奨します。また、Spacelyはスマホからでもコンテンツの作成が行えるので、スマホから画像をアップロードするのもよいでしょう。

ステップ2:プロジェクトの作成

写真の用意ができたら、さっそくプロジェクト作成に移りましょう。
Spacelyにログインして、プロジェクト作成ボタンからプロジェクト作成画面に移ります。

プロジェクトの作成は、

という流れで行います。所要時間は約10分です。

1.プロジェクト全般設定

①トップ正面に表示するロゴ画像
コンテンツの最初の画面に表示されるロゴ画像をここからアップロードできます。JPGかPNGファイルに対応しており、適切なサイズに自動的にリサイズされます。透過している画像がおすすめです。
不動産物件の場合は、不動産会社のロゴなどををアップロードしましょう。

②プロジェクトのタイトル 
プロジェクトのタイトルです。不動産物件の場合は、物件名などを入力しましょう。

③フォントタイプ

フォントタイプの選択
ゴシック体と明朝体の2つから、コンテンツ内に表示される文字のフォントを選択できます。

④BGM
mp3の音声ファイルをアップロードできます。
プロジェクト全体に流れるバックミュージックで、プロジェクト読み込み時にはミュートされており、左下に表示されるアイコンをクリックすることで音楽再生がスタートします。

設定から、プロジェクト開始時に自動での音楽再生を有効にすることができますが、スマホの場合は開始時の音楽再生は無効になります。

⑤足元のパッドの色

足元のパッドの色選択

写真足元に表示されるパッドの色を設定できます。パッドによって、360°写真に写り込んだ三脚などを隠すことができます。
写真の雰囲気など、プロジェクトに合わせて設定が可能です。

⑥足元のパッドに入れるロゴ画像と外部ページのリンク
パッドに入れるロゴ画像と、そこからの外部ページへのリンクを設定できます。

2.全シーン360°写真アップロード

アップロード画面

ここで、用意した360°写真をアップロードします。トップ画面に加えて、10枚までアップロードすることが可能です。
不動産の場合、1部屋1枚など、スペースごとにアップロードするのが一般的です。ワンルームの部屋で4~5枚、2LDKなどファミリー向けの広い物件で10枚程度になります。

3.各シーンのタイトル/画像/切替編集

各シーンのタイトル/画像/切替編集画面

ここでは、各シーンにタイトルをつけるなどの設定が可能です。
不動産の場合は、部屋ごとに「リビング」や「キッチン」などのタイトルをつけると管理が楽になります。

360°写真には思わぬものが写り込んでしまうことがありますが、写ると都合の悪いものにはこのパートでぼかしを入れることもできます。
また、記事の初めに紹介したサンプルコンテンツのベランダのシーンのような昼夜の切り替えの設定もここで行います。詳しい使い方は中級編で紹介していきいます。

4.フロアマップ追加

フロアマップ追加画面

フロアマップ機能を利用する場合、ここから画像のアップロードと設定を行います。JPG、PNGおよびGIFファイルをアップロードすることが可能です。

アップロード後はスクリーンショットのように、各シーンの番号アイコンをそれぞれ撮影した箇所に配置し、その後矢印マークを撮影方向にあわせることで設定が完了します。ドラッグするだけで簡単に撮影ポイントや向きなどを設定することが可能です。

5.VRアクションの追加

VRアクションの追加画面
シーン移動の矢印やキャプション、画像をシーン内に配置することができます。
左上にあるアイコンに+マークがついている、VRアクション追加ボタンをクリックすると、赤い色のアイコンが画面中央に表示されます。
赤い色のアイコンをドラッグして配置したい場所に置き、「位置を確定する」をクリックし、シーン移動の矢印であれば移動先のシーンの選択、画像キャプションの埋め込みであれば画像のアップロード、コメントキャプションの埋め込みであればコメントの入力を行います。

6.その他の設定

プロジェクトの公開設定やURLなどの設定が行えます。
プロジェクトを「公開」に設定すると、そのプロジェクトはVR一覧のページに公開されます。
「限定公開」にすると、上記ページには公開されませんので、URLやQRコードを知っているひとだけがコンテンツを閲覧することができます。
プロジェクトを「非公開」に設定すると、コンテンツを見るためには、ユーザーIDとパスワードを要求されるようになります。
URLは、https://Spacely.co.jp/ユーザー名/xxxのxxxの部分の編集が可能です。
不動産の場合は物件名のアルファベットや、物件番号にするケースが多いです。


以上でコンテンツは完成です。
完了ボタンを押せば、QRコードとURL、そしてページへの埋込コードが生成されるので、すぐに他の端末でも利用することが可能です。
不動産利用の場合、紙への印刷が多いのでQRコードがよく使われています。

生成されたQRコード

ちなみに、プロジェクト作成時に行った設定・編集はすべてSpacelyのマイページからこれらの設定はいつでも変更が可能です。後からシーンを追加したくなったり、コンテンツを変更したくなったりしたときも心配ありませんので、お気軽にコンテンツを作ってみて下さい。

まとめ

今回は基本的な不動産コンテンツを作成してみましたが、いかがだったでしょうか。
本サービスは不動産以外にも、観光・式場など様々な分野でも同様に活用できるかと思います。

なお、上記機能には一部有料機能が含まれています。無料でも利用できるので、ぜひ一度、10分でできるVRコンテンツづくりをお試しください。
Spacelyのページはこちら>

参考リンク:
360度VRコンテンツ制作ソフト「Spacely」の使い方の記事一覧

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