SpacelyはかんたんにVRコンテンツを制作できるクラウドソフトですが、そうはいっても、お客様に見て頂くようなちゃんとしたコンテンツを作るには、シーン移動の矢印の追加や、フロアマップの設定など、それなりに集中してやる必要がありますよね。
忙しいときにとりあえず写真のアップロードだけしておきたい、そんなときに使えるのがフォルダー機能です。
ちょっと上級者向けの機能になりますが、今回はフォルダー機能についてご紹介したいと思います。
フォルダー機能とは、一旦Spacelyのクラウド上に360度写真をアップロードして保存し、名前を付けることのできるフォルダに入れて整理できる機能です。
不動産物件の撮影などで、オフィスの外で360度カメラで撮影した後、プロジェクト作成をするほどの時間はないけども、アップロードだけ行っておいて、写真の整理をしておきたい、というようなときに使えます。
マイページの上部に、フォルダーというのがあるのでクリックします。
新しくフォルダを作る場合は、ますフォルダーの新規作成を行います。
フォルダーを開くとアップロードをするボタンがあります。
アップロードボタンを押すと、PCやスマホのローカルに保存されている画像ファイルを選択することができます。PCの場合はファイルをドラッグ&ドロップでもアップロードできます。
画像を1個ずつアップロードするだけでなく、10個までまとめてアップロードすることができます。
また、フォルダーの中でアップロードした写真をクリックすると、360度パノラマで写真を閲覧することができるので、写真に変なものが写っていないかなども、ここで確認することができます。
キャプション用画像やコメント、フロアマップも追加しておくことができます。
フォルダーからプロジェクトを作成するときに、簡単に画像・コメントの埋め込みやフロアマップの追加ができるようになります。
新規プロジェクト作成のステップ2の360度写真アップロードのプロセスのところで、「ファイルを選択」、「フォルダーから選択」のところで、「ファイルを選択」を押すと、PCやスマホのローカルに保存されているファイルの選択画面に移りますが、ここで「フォルダーから選択」を押すと、フォルダーから360度写真を選択することができます。
なお、フォルダーから360度写真をアップロードした場合、ステップ3のシーンのタイトルのところに、ファイル名が自動的に入力されます。
関連シーンの追加や、切替シーンの追加でも、同様に「フォルダーから選択」ボタンで、フォルダーの中に入っている360度画像を追加することができます。
フォルダーに入っている写真を選択し、そのままプロジェクト作成をすることもできます。
フォルダーを開くと、左上に「選択して新規作成」というグレーのボタンがあります。
そのボタンを押して、ファイルをクリックすると、ファイルのサムネイルの右上部分に、0、1、2と表示されます。10枚目まで選択できますので、選択が完了したら「確定」ボタンを押すと、プロジェクト作成が始まります。
タイトルはフォルダー名と同じになります。また、トップ画像に表示されるロゴや、フットパッドの色、フットパッドのロゴ、スクロール表示などの、詳細な設定は、その前に作成したプロジェクトの設定を引き継ぐことになります。
また、関連シーンや切替シーンの追加はできず、VRアクションやフロアマップも入っていないプロジェクトになるので、必要に応じて、マイページから、編集しましょう。
コンテンツの編集などについては以下の記事もご参考ください。
Spacelyの使い方 – 簡単なVRコンテンツの作り方基礎編
戸建物件などシーン数が多い360度VR内見コンテンツの作り方(Spacelyの使い方応用編)
フォルダーに360度写真をアップロードすると、アカウントの保管枚数を消費することになります。
削除すると、当該保管枚数はまた復活します。
いかがでしたでしょうか。フォルダー機能を上手く使えば、作業効率をアップさせることができます。
不動産会社のようなヘビーユーザーの方にはぜひご活用いただければと思います。
参考リンク:
360度VRコンテンツ制作ソフト「Spacely」の使い方の記事一覧
360度VRコンテンツ制作ソフト「Spacely」の使い方に興味がある方はこちら